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アニメ(音楽)とピアノが好き サントラ作家、京アニのようなピアニストを目指して日々精進中 「深夜アニメの歩き方」という企画を運営しています(http://shinyaanimewalker.blog.fc2.com/)
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サービス開始日: 2017-12-01 (2310日目)

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なかなか良い出だしではないだろうか、と… 確かに輪郭線が「月がきれい」を思い出す感じ、自体は悪くないと思うんだけど、学校のシーンのロングショットで紙芝居のように見えてしまったのは何だったのだろうと… ここを除けばクオリティ的にはほとんど文句なしかと…
こういう引っ掛かりが個人的には大きい気もするけど、この辺が気になるのって、家具についた傷に気付いた途端変に気になりだすのに近い感覚な気もするし、他の方がどう思われるのか少し興味あるところ… just becauseでも同じこといってたけど…



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全体
良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
良い

こんなに面白い作品だったとは――これが本作を見始めての第一声であった。同性愛描写の強烈なインパクトがもたらす笑いと声優陣の好演光る魅力的なキャラ達に支えられたレベルの高い人間ドラマを基本にしつつ、過去の未解決誘拐事件というシリアスな伏線もきっちり回収する脚本構成が見事な作品。

過去に遭遇した誘拐事件でトラウマを抱えた主人公・橘圭一郎と、その主人公に高校時代告白して振られ同じくトラウマを抱えた「魔性のゲイ」であり天才パティシエでもある小野裕介が洋菓子店を立ち上げるという設定が実に強烈だ。
特にゲイ設定が作品全編にわたってコンスタントに提供してくれる笑いはなかなかに強烈(秀逸)であり、本作の顔といってもよい大きな見所だろう(この点では4話を注目話数として挙げたい。「雨の中二人で回りましたよね」のセリフに漂うシュールな雰囲気は本作をひとつ象徴するものといえるだろう。本作における笑いを大きく牽引しているゲイ設定だが、男性視聴者と女性視聴者とでは感じ方や楽しみ方が違ってくるのかなあ、といったあたりにも少しばかり興味があったりする)。

そして、もうひとつの顔になるのは、主人公・橘圭一郎のキャラ造形だろう。これはもう藤原啓治さんの声がばっちりキャラのイメージにはまっていて素晴らしいに尽きるのだが(藤原啓治アニメ、といっても決して大袈裟ではないかもしれない)、この声を聞けるだけでも大きな充実感が得られる作品ではないかと思う(また、聴覚だけでなく、アンティークな雰囲気がオシャレな店内や店の外観の様子、イケメン達が彩り鮮やかなケーキを売る絵になるような姿、美味しそうなケーキ、と確かな作画クオリティに支えられて視覚的にも見ていて充実感がある作品だ)。

とはいえ、もちろん他のキャラも魅力的であり、声優陣も同様だ。
橘の幼馴染である小早川千影は、不器用だがどこまでも誠実な男。
橘を親父と呼んで慕う元ボクサー世界チャンピオン・神田エイジも、洋菓子(作り)への愛と情熱、誠実な姿勢を見せる姿に好感が持てる魅力的なキャラだ。
本作は、このような声優陣の好演光る魅力的なキャラ達の掛け合い(が織り成す人間ドラマ)だけで充分楽しめる作品であり、このあたりのキャラ主導で物語を牽引していく面白さについては、さすが人気原作、といったところになるのだろうかと。
この点いえば、個人的には5話で(ゲイ設定以外の部分でも)がっつり心を掴まれて面白さのエンジンが本格的にかかってきた印象があるのだが、本話数は、相手への優しい眼差しが感じられるようなキャラ達のかけあい(人間ドラマ)がなかなか秀逸で、もう一歩で名作回といいたくなるような本作品屈指の良回だと思う。

こんなに面白い作品だったとは――という最初の驚きは、こんなに「引き」の強い作品だったのかに言い換えることもできる。
(思っていた以上に)続きが観たくなる作品、ということだが、ゲイ設定がもたらす笑いや魅力的なキャラ達のかけあいに支えられたレベルの高い単話エピソードを重ねていく構成に、さらに、過去の未解決誘拐事件というシリアスな側面(伏線)が作品全体を貫く大きな縦軸として加わっていることが本作の(意外な)引きの強さを生み出しているのだと思う。
4話で思い出したようにこのシリアスな側面が顔を出すことで先の読めない感じが増し、10話から最終12話にかけてきっちり1話で示した「主人公のトラウマに関わる部分」に答えを出してくれる脚本構成は見事であり、この部分が本作を推したくなる声をより大きくさせているのだろうとも思う。



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視聴中止

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良い

個人的にはもう少し抑えた按配が好みだった気もするけど、きっちり着地してくれたな、と… 10話の絶叫シーンだけに5千円払ってもいい、というように、人ぞれぞれに違ったベストシーンがある作品でもあるのかな、というあたりにも懐の深さを感じる作品だった。
エンドレスエイト的なループ回なんかも見たかったかな、という作品… 最終話の手描き作画とCGのカットを交互に素早く切り替えるシーンで、後者によって気持ちいいテンポ感が生まれていてこれは面白いと思った。CGの動きを陳腐だなとは感じない使い方の新しい可能性を見たというか…



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良い

はまってた人は最初からそうだったのかもだけど、終盤良い回が続くなと… 気持ち作画も上向いてた気もする、というより面白ければ細部は気にならないというやつかもしれない… 前回に引き続きセリフと行動(気持ち)が真逆になってるくだりが冴えていた…



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良い

敵方にドドンガなる憎めないキャラが出てきてがっつり掴まれたけど、これはやっぱり初期ドラゴンボール的な雰囲気、平和が約束されて安心して楽しめる冒険ファンタジーの感じで、面白いと… ピオリムやザメハといったドラクエの魔法描写も楽しくていい感じ…



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とても良い

ツボにはまったなあ、と… 脚本どうこうではない部分での言語化の難しい良さ、巻き戻して観たくなるような、この作品のこれまでの全てがあってこその奇跡的といっても良い瞬間… 作品評価を一段階上げるような話数だった…



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良い

瑛太小宮絡みの下りがかなり良かった… 下校での鉢合わせに思わずニタリ、からの小宮の「最悪」のセリフ(芝居)が秀逸… その後のお茶とコーヒーの交換エピソードもそうだけどこの二人って実は滅茶苦茶通じ合ってて、それに対比するような夏目とのすれ違い描写も見事かなと。
夏目と相馬の関係描写が弱い、というあたりも今回の話数で一応筋を通したし、なんかここ最近の話数でやけにこの作品に好意的になってきてて、ちょっと最初から見返さないと総評はできないかなとなってきてる。作画にがっかりで惜しいと思ってしまう箇所が時折あるのは変わらずだけど…
友達と本屋で立ち話してるのを割とロングで捉えるカットでもやっぱり惜しいとなったけど、ここでカットの説得力があるだけでものすごく名作感が上がってくる作品なんだよな、というのはある… 進路に悩む夏目が一期一会のこの瞬間を友達と本屋で過ごしているというシーンを大事にして欲しいというか…



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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

プリンを食べるだけのシーンで何故こんなに幸せな気分になれるのか――言語化の難しいこの作品の良さ、面白さは「2016に起きた事件」といってもよいものだろう。黒猫の可愛さ含め「魔女の宅急便」日常版のようなほのぼのした雰囲気の中で冴え渡る粋な演出には唯一無二といってよい閃きと巧妙さがある。

2016年に起きた二つの事件――ひとつは冬クールに放送された「灰と幻想のグリムガル」、そしてもうひとつがその直後の春クールに放送された本作「ふらいんぐうぃっち」である、と私は考えている。
この二つは、明確なコンセプトを持ち、かつ極めてレベルの高い演出が冴え渡った作品であるという点で共通している。前者が従来の王道ファタジーに一石投じるような異端なコンセプトを持った作品であるのに対して、後者は、キービジュアルそのままのほんわかした田舎の日常風景の中で魔法というファンタジーを極々身近に存在するリアルなものとして浮かび上がらせるというコンセプトを持った作品、もっといえば、日常アニメとして(事件性や意外性のある展開や劇的なドラマで強い引きを生み出すような)ストーリー重視の作品に一石投じるような作品であった、ともいえるかもしれない(「灰と幻想のグリムガル」も魔法の扱い方には一癖ある作品であり、ファンタジー作品における魔法の扱い方に目を引くところがあるという部分でもこの二作は共通している)。

プリンを食べる、あるいはホットケーキを食べる――そういった日常のなんでもない風景をただアニメで描いているだけなのにこんなにも充実した気分にさせてくれるこの作品の面白さは、事件といってもよいものだろう(2話Aパート、学校から帰ってきた千夏が楽しみにしていたプリンを食べるシーンには理由もなく惹きつけられてしまう魅力と、そのシーンを何度も見返したくなってしまうような魔力、中毒性がある)。おそらく、実写でそれらを撮ればただのドキュメンタリーになってしまう可能性は高いだろうから、ここにはやはり「アニメだからこその何か」が在る、という点でも私は本作を重要作であると評価している。

まずは、騙されたと思って本作第1話での箒の飛翔シーンを是非観て欲しい。2016年放送時、SNSでもこのシーンの大きなインパクトが多くのアニメファンを本作品の虜にしてしまったという記憶があるが、率直にいって、胸が高鳴るような素晴らしいシーンだ。本作のコンセプトや演出の妙が凝縮されたこのシーンの素晴らしさは、先に「魔女の宅急便」の日常版と例えはしたものの、ジブリ作品でこういう趣の描き方はなかなかできないだろうというような唯一無二のものになっている(このシーンにおける閃きや高揚感を演出するにあたって出羽良彰氏の劇伴もなくてはならない大変素晴らしいものになっている。作品全編に渡って充実している氏の劇伴も本作の大きな魅力として是非注目していただきたい点だ)。



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良い

ゾンビものとしての緊迫感が薄れてしまうこの回は好みの大きな分かれ目になりそう、だけど自分は良い方に振れたかな、と… ハーレムもの、カースト最底辺野郎の反逆、そして二人乗りバイクで股間を触っている手(!)、などなど、もうなんでもありでここまで潔ければ良し、と(笑)

そんなカオスの中、話の最後に毎回のように入る(ファフナーEXODUSを思わせる)主人公の「全てが終わってしまった日の前夜、僕は夜更かしをした」みたいなバッドエンドを予感させるモノローグが、最低限の物語の緊迫感と引きの強さを維持するために機能しているようなとこなんかは結構好みな感じ…



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ドラゴンボール初期のノリ(おそらくこんな感じだったはず…)とドラクエのゲームそのままな謎解きの感じとか、ファンタジーが苦手な人が苦手な感じ、とは少し違ってなかなか良い感じかも… アムロ、ヤムチャの古谷徹さん演じるアベルの声の充実感も高い…



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良い

揉みしだくシーン、田中将賀キャラデザによるヒロイン(のエロ)にかなりはまってきてしまっている… カメラワークを筆頭にコンテ、演出周りもやっぱりいい感じで、やっぱりその辺のバランス感が良い作品だなあ、と… 毎回変わる凝ったタイトルテロップの出し方も面白い。
バスによるカーアクション、バイクによる男女二人乗り逃避行、と絵になる定番ネタ?、ゾンビより恐いのは人間、を描くための伏線ともとれる新キャラの登場、などまだ想定内の進行だけど、これからどんなあっと驚く展開を見せてくれるのか楽しみではある…



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EDの徳永英明「夢を信じて」が名曲すぎてサビで泣いてしまったけど、この曲は深夜アニメで十分再利用できるなあ、と… Bメロのコードに対するメロディの動き方が異質で唸った…

ファンタジーが苦手な人が苦手な感じだろうな、とは思いながら、ナウシカのメーヴェを思わせる飛翔シーンや、ヒロインとの別れの際のスライムの可愛さに閃くものが感じられた… すぎやまこういち先生の名曲群を堪能できるところも良い点だろうか… 全42話、果たしてどこまで続くか…



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面白い。すっかり話を忘れていたけど、もの凄い引きの強さを生む仰天展開がそういえばあったな、と… ただこの作品、強いて弱点というか合わない人もいるかなと思う点を考えると、はじまりの樹の加護を受けているとかこの世の理とか、その辺の設定、世界観はあるかも、と。



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とても良い

息抜き回、と思いきや、あなどれない見事な脚本で少し唸ってしまった… この作品、全体的に回想の挿み方がよいんだけど、この話数では、真広と吉野それぞれの視点の回想を葉風が聞き役となって交互に辿る事で二人の思いがけない絆が浮かんでくるという妙技が見られた…
この作品、葉風と吉野達が互いの姿を見ずに声だけでやりとりする期間にほぼまるまる1クール使って遂に対面してから2クールへ、というのも区切りの良さやキャラを掘り下げる面においても構成的になかなか秀逸で練られたものに思える… しかし沢城さんの葉風は、トップクラスのはまり役ではないか…



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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

2016年、異世界ファンタジーのジャンルに斬新な切り口で一石投じた異色の名作。RPG的な面白さも内包しつつ、死の香りが濃厚に漂う異世界での過酷な日常を確かな作画と演出力で描き出した手つきは見事。惜しむはラストの着地と歌もの劇伴による演出のみ。そのコンセプトには最大級の評価を与えたい。

2016年放送開始時、王道ファンタジー好きのファンの間で割と不評の声が多く聞こえていた記憶がある。筆者自身も、王道ファンタジー好きであり、実は1話の時点であまり乗り切れていなかったうちの一人であった。しかし、幸いツイッターで本作品1話に仕込まれた作品コンセプトを仄めかすような確信犯的演出に対する鋭い指摘に出会えたことで、早い時期からこの作品の魅力に開眼し、全編に渡って展開する刺激的な演出を大いに楽しむことができた、という経緯がある。ただ、世間での一般的な評価はというと、話数を重ねるごとに確実に評価を上げていったものの、ラスト近くでの失速含め、全体としてはそこまで大きな話題にならなかった作品という印象が強くそこは非常に残念な点であった。

本作品のコンセプトとは何か――それは1話で見られた、本作品で描かれるゴブリンの恐さや強さの描き方に象徴されるもの、といってもいいかと思う。
従来の王道ファンタジーであれば、ゴブリンのような最弱モンスターが華麗な剣技や魔法で瞬殺される光景は珍しくないはずだが、グリムガルではそうはいかない。ゴブリンを倒すのでさえこれだけ苦労しなければならないのか――1話で描かれたこの異質な光景は、(ゴブリンにもてこずるような)冒険者として最底辺に位置する主人公達がこれから辿る過酷な道のりとシビアな展開を予感させるには十分なものであり、先に述べた1話に仕込まれた確信犯的演出(に対する指摘)はこの辺りを指してのものになる(逆に、このゴブリンの恐さの秀逸さに比べた時にどうしても見劣りしてしまった最終話付近でのラスボスの描き方が本作における大変惜しい点、ということにもなってしまうが、それでも数多のファンタジー作品と比べれば十分及第点以上であるとはいえるだろう)。

前年の2015年に放送された「響けユーフォニアム!」を観て強く思ったのは、アニメにはまだまだ(芝居で魅せる)可能性がある、ということだったが、本作もまた「ユーフォ」同様芝居を見て大いに楽しめる作品であるといえるだろう。
「作画」と「演出」のレベルの高い合わせ技によって刺激的な芝居を描き、キャラを魅力的に見せる――この辺については、放送当時、「ユーフォ」からの影響や流れを感じながら本作を見ていた記憶もある(例を挙げれば枚挙にいとまがないが、8話における芝居の素晴らしさは特別に際立ったものであった)。

「作画」、「演出」、さらには「劇伴」、「脚本/構成」といった多くの要素が一丸となって作品コンセプトを実現するために注力、奉仕している本作品の一貫した姿勢は特筆に値するものだろう。
終わりよければ全てよし、ではないが、やはりアニメ作品でも最終話の出来というのは作品全体の印象を左右するものとして極めて重要だろう。最初に触れた通り、ラストの着地さえ決まっていれば、本作品は非の打ち所のない名作になっていただろうし(歌もの劇伴ぐらい目をつぶれる)、もしかしたら今頃2期の制作発表も決まっていたかもしれない。
しかしそれでも、本作品が、2016年において、「ふらいんぐうぃっち」と並ぶ最重要作として強力に推したい作品であることに変わりはないし、2期を切望してやまない作品である。



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