1クールかけて築いてきた人間関係がぶっ壊れていく後半の描き方はめちゃくちゃ好み。それだけに復活や関係修復にも話数を割いてほしかったという思いもある。
説明もなく登場してくる用語が多い上、結局それらについては大して触れずに終わってしまったのが残念。
登場人物の過去や信念は理解しやすいですが、聖痕の意味やパンデモニウムの首など用語の説明不足から感情移入しづらく、敵もアイオーン以外は割と適当に描かれていて悲愴な死や鬱展開もいまいち心に来るものがなかった。
物語としてはクロノとロゼットの契約からしてハッピーエンドには向かなそうな感じはあったので、後半の暗い展開や物語の終わらせ方は納得。ただ最後の50年後のシーンは(ロゼット達にはどうすることもできなかったとはいえ)この戦いの意味すら無に帰しかねず蛇足感があった。