孤独の中で何も信じられなくなったアカネと、それを追おうとする六花
アカネは六花を関係ないと突き放そうとするけれど、六花は「私は友達だと思ってる、だから全然関係なくない。」と迫る
そこでアカネは言い放つ六花は私の友達として設定されたという台詞は、六花へ向けた言葉以上に自分に対して、自分が生み出したツクリモノの世界の中で私は本質的には孤独な存在なんだということを突き刺すようだった
それでも六花の「私はアカネの友達、それ以外に生まれてきた意味なんていらないよ」という返答と「アカネはどう思ってるの?」という問いがアカネが目を背けていたもう一つの事実を直視させる。
空虚な偽物の世界かもしれないけど、それでも確かに六花たちとの満ち足りた記憶の断片もあって…それで充分じゃんという思…………
そんな真人間みたいな感情、アレクシスは許さない
今度はアカネ自身を怪獣にする
もう怪獣は作れない、もう日常を壊せないと言う彼女を怪獣という日常を破壊する存在そのものに変えてしまう
もう人ではないソレは永遠の孤独の存在
EDで描かれるような二人隣り合った日常は手に入らない
キミと同じ景色も見れない、キミの隣にもいられない、最後までこの世界に私を繋ぎ止めてくれていたキミとの繋がりも失ってしまう………………
みんながそれぞれの使命に駆け出す一方で、一人残される内海
彼が自身を一般人代表だというように、彼に特別な何かはない、自分だけができる使命も役目もない……こんな一大事に何もできない無力感と悔しさ、虚無感だけが募っていく
その一方で、自分の真の正体はグリッドマンそのものだと気付いた裕太は輝いていた
確固たる自信と勇気を持って、やるべきことをやらなければならないと立ち上がる決意と意思が貫く強さを感じ、憧れや羨望はたまた悔しさなのか、涙がどうしようもなく溢れてくる
最近増えてきた異世界現世行ったり来たり系か?と思ったら、そういうのよりも不思議な運命のからみ合いとか、誰しも抱える悲しき過去も丁寧かつ複雑壮大に描かれていたのが特徴的でした
そして、その回限りのキャラクターでも深く描かれていて、群像劇として見ごたえがありました
他にないような展開や構成が光った作品
早速2回目
メアリーが襲撃されたと知った瞬間のプリンセスの色の失った表情と痛切な叫び声が本当に胸に刺さる....
それだけメアリーのことを想っていたんだということと、自分の決断への躊躇がこうさせてしまったという後悔を痛いくらいに感じて涙が滲んでしまう
リーゼロッテも自分のツンをイヤに思ってるのね...でもつい出てしまって、でも好きだから....そういう自分が苦しい...痛切な感情
だからこそ、そんな素直になれない自分が嫌で、そんな自分から逃げて、ますます自分に素直になれなくなってしまう負のスパイラル
そこで蘇る幼い頃のリーゼロッテの純真な恋心、隠すことないジークへの想いが今のリーゼロッテの姿の対比としてすごく刺さる...
そして、王子という立場であるジークバルトをわずらわせてはいけないという父からの教えや、自分もまた彼をわずらわせたくないという思いが自分の胸の内にある恋心を縛る苦しさがよりつらさを深める
それに、そんな押さえつけられた自分の心とは正反対に、ジークと仲良さそうに触れ合うフィーネへの憎しみが芽生えてしまうことへの罪悪感的なさらなる苦しみが痛い..痛い...
でも、最後はそれら全てを受け入れて愛してくれるジークの愛の深さを広さを感じた
段々気付いてきたけど、私が感想を口走ろうとすると、実況の遠藤くんの台詞といちいち被るの微妙に視聴体験悪いぞ
そういう作品だからそう楽しめとしか言いようがないけども
かわいすぎる小林さんに発狂してる遠藤くんがかわいすぎるというかおもしろすぎる
久遠なんとかさん、因果がなんとかってナンパしてくるの怖すぎだろ
これもある意味で異世界と現世行ったり来たり系っぽいな
早速アバンからおもしろすぎる、何だよ実況の遠藤くんと解説の小林さんとしてこの国の歴史書に刻まれたって
小林さんcvざーさんがはしゃぎすぎでウケるし、リーゼロッテがツンデレ過ぎてかわいいなぁかわいいなぁ
そして、OPもEDもどっちもすごいいい曲ですね
特にEDはイラストもいいですね
人間に近づきすぎたアンチと、カイジュウに近づきすぎたアカネ
人の心を読んで人に合わせる、そんな優しさを育てたアンチは、グリッドマンを自らの手で倒すためと言いながらも、窮地のグリッドマンに手を差し伸べる。
一方で、アカネ。いるだけで人の日常を奪ってしまう存在。それは他人の日常だけでなく、自らの日常すらも蝕んで、孤独に孤独を重ねる。日常を壊すままに、彼女は裕太を刺す。
でも、アカネのズタズタに切り裂かれた心の痛みも分かるんだ……
不安定青春エッセンス
全てが思い通りの世界、本来あるべき姿、あって欲しかった日常、ただただ楽しいだけで良いそれは全てが満ちている。
だけど、夢は覚めてしまう。
現はひたすら孤独で、空虚で、空しく届かない.....
そんな現実の中で、その夢が現実であって欲しいと恋焦がれた故に、却ってその夢の中から帰ってこれなくなってしまった....、本当に救うべきなのは理想と現実の狭間で溺れている新条アカネなのかもしれない
プリンセスは決断を迫られる。ノルマンディー公に付くのか、アーカム公・リチャードに付くのか。王室内の苛烈なダイナミクスを前にしても、彼女は己の優しき正義と責任感のために道を選びきれなかった。
問われているのは、プリンセスが実際的にどう立ち振る舞うか以上に、優しいだけじゃない強さを貫けるかということのような気がした。
彼女のロンドンを分断する壁や階級格差の壁を無くしたいという願いは、確かにリチャードと通ずるところがある。しかし、リチャードの視線の先にあるのはこの一国に留まらず、大陸の植民地や世界そのものの壁を取り払おうというもの。プリンセスはそんな圧倒的な野望の果てにある底知れぬ不気味さと、何より力づくの血も厭わない変革に頷くことができなかった。
そもそも目的が異なるのだ。プリンセスはただ身の回りの日常を守りたいだけ。人々が貴賤を問わずに等しく笑い合える国を作りたいという、壮大ではあるが、どこかちっぽけな手の届く範囲の理想を追い求めるにすぎないのだ。
一方で、植民地を治めたを経験を持つリチャードが掲げるのは世界の修整。貴族と植民地の先住民はもっと平等であるべきという野望が滲ませるのは、一見平和なようであるが、10年前の革命を思わせる混乱の再来を感じずにはいられない。そもそもこの修整は果たして目的なのだろうか?その先のさらなる野望、例えばノルマンディー公を失脚させるような王室内クーデターの手段にすぎないもののように思えて仕方ない。
そんな思惑の中で、次期女王の冠を戴くメアリーは翻弄されていく。彼女はリチャードが王座に就くにあたっての障壁であるし、また決断を渋るプリンセスにとっての人質。ただ穏やかに暮らしていければいい少女にとって、女王の冠はあまりに重い枷である。
何を成し遂げたいのかというアンジェの問い。プリンセスはリチャードに付くのか、ノルマンディー公に付くのか、それとも自らが女王となるのか。目の前の小さな世界の理想を求めるだけの彼女にとって、いずれの道も簡単に選べるものではない。他人の手も、自分の手も汚せないのだ。しかし、プリンセスの決断を急かすように、謀略と陰謀のダイナミクスの中でメアリーが襲撃されてしまう。
後悔と切迫の叫び。プリンセスが選んだのはメアリーの亡命。一時の別れと危険、そして自らの立場の危うさをベットしたメアリーの安全の保証。
だがしかし、亡命作戦は失敗。ノルマンディー公の前にすべて曝されてしまう。亡命作戦も結局は逃げの選択だったのだ。プリンセスの穏やかさと優しさが今まで多くの者を救ってきた。だけど、それは盾であって、敵に立ち向かう鉾にはなれなかった。ノルマンディー公の手中に落ちた彼女は優しき姫から強き姫に変われるのだろうか。
異世界↔地球を行ったり来たりな世界観が新鮮なおもしろさがあった、どこかオタクが異世界アニメを見ながらこうしたら良いのに…みたいに考えてることを実現しているかのような感覚が楽しかった
それにミツハのどこか気の抜けたノリが加わることで一層おもしろくなっていってた
あとは、登場人物たちのそれぞれの人にも大きな魅力があった感もあるわね
RPGあんのつええ!!!そして、古龍の口腔内に直接グレネード打ち込んで、落下衝撃を家のベッドで吸収して、また異世界の戦場に戻るとかおもしろすぎだろ
そんでまさかの子爵位授与のミツハさん、領地経営編もおもしろそうだし原作買いたい
なんか花火で雑魚ゴブリンは退治できたけど、本丸はマジでGATE並みの火力ないと無理なのでは……と思ったけど、めっちまあっさり片付いてしまった……
ワイバーンは流石にどうするかと思ったが、機関砲強すぎんよ
とはいえ、デカいドラゴンどうすんだ
六花がなんとなくグリッドマンに関わってることを知りつつ、どこか好意的に接するアカネだけど、それはやっぱり自分の居心地が最優先というか行動原理にあるからなのかなぁ
そういう倒錯的な稚拙さがこの世界観の本質でもある気がする