2つの子供らしさ・幼稚さとぶつかり合いなのかなぁ
あかねのわがままさとか自己と世界が分離できてない世界観みたいな幼さと、裕太の自分にだけできることでてヒーロー像を自分に重ねるのもまた幼さであって、
日常とそれと表裏一体だけど気付けない危機っていうのも幼い視野とその外側みたいな文脈に乗せれそう、そして世界の修整っていうのも幼稚な世界観がもたらしたものに見えるなぁ
見返し
全てがパーフェクト200点すぎる
隙がない…とかそういう減点方式的な話じゃなくて、加点方式で最強なんだわ
Aパートの普通すぎる日常に差し込む何か異様な雰囲気の印象と、Bパート主に戦闘シーンにかけての裕太の覚醒への疾走感とバトルのひたすらカッコいい構図と主題歌、なんつーかもうびっくりだわ
本当にカットの切り方とか繋げ方、ワンショットの被写体とか構図も絶妙だし、環境音も超絶良すぎる
とにかく雰囲気と印象がレベチすぎる
いよいよ地球と異世界行ったり来たりが本格化というか、包み隠さないことにしたミツハさん
本当にGATEっぽいわね、でもしかしたった二人でゴブリン軍勢をどうするのか地球の文明の利器を持ってしてでもビジョンが見えないぞ……
あと描写が雑、作画はあんま気にしないんすよ、ただ最後のミツハが渡河する馬車を見た場面周辺の繋がりが雑い
愛した記憶も愛された記憶もないアイが、本当の愛を知るために、作り物の愛してるをいつか本当にするために嘘を付き続ける。その結果がアイドルになることだった。
だけど、アイが愛を求めたもう一つの結果として、アイは母親になってしまう。それが招くのは、みんなを喜ばせるためのさらなるアイによる愛ある嘘と、愛したのに嘘で裏切られたあるファンによる怨念の一刺し。
だけど、そこ悲惨な血みどろな結末を以てして、アイは最初で最後の本当の愛してるを実感することができた。そして、壮絶で残酷だけど、美しくもあるアイの愛の物語が完結する……はずだった。
そのアイの残した愛によって、残された双子が復讐へと駆り立てられることになる。命を以て繋いだアイの愛が、次なる憎しみや怨念という愛とは真逆の感情を爆発させるきっかけになってしまうのはなんて報われない結末かと思わされてしまう。
だけど、愛に美しい物語ばかり求めるのがそもそもの間違いなのかもしれない。アイがアイドルとして振り撒いた愛も作り物の結晶であって、それは芸能界というダイナミズムの中で商品として消費されるもの。麻薬のようにその愛を注入することで、ファンからお金を搾り取るというアイドルのシステム。
振り返ってみれば、それ程の魅力と魔力を秘めた愛を象徴するこの始まりの物語の展開と結末であったように思う。そして、その愛の名を冠した少女の綺羅びやかで壮絶な生き様もまた、愛そのものを体現したものだったように映った。