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評判になっていたのは知っていたのだけれど、今になってちょうど有料放送で観る機会があったので観た。
レビューにもなっていない只の感想ですが…。
ネットに上げられていた感想がなにやら歯切れが悪い物が多かった事に納得。
話の流れが登場人物達に容赦が無さすぎて居たたまれなくなる。心が揺さぶられることに間違いは無いのだけれど、モヤモヤが残る。
強い罪悪感とトコトン下がった自己評価を持つ因縁のある二人が不器用に寄り添おうとするお話。
主役二人のそれぞれの家庭の要なのが"祖母"の役割を持つ包容力がある女性。がしかし、片方の"祖母"に当たる人の喪失でその家庭のバランスが大きく崩れて死に傾いていく様子が歯痒かった。結弦ちゃん頑張ったのにね…。
そして、大概の人が、何れかの登場人物の立場になったことがあるであろうし(下手すると複数)、誰一人、曇りなく潔白な人物はおらず、見ている側も非難批判されている気分になるのではなかろうかと思う。重い…。
生きると言うのは、しんどい道のりで、共に歩いてくれる誰かがいると言うことだけで本当に素晴らしいよね…と自分自身の事を振り返って思った。
だがしかし。お話冒頭の担任教師、お前は許さん。あいつはダメだ。



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