湯浅政明が好き放題やりまくって、デビルマンを最後まで描ききっていて本当に感動した。
クラブのピークタイムみたいな最終話でした。オチまで完璧。
crybabyというタイトルの意味……
クライマックスの場面にバトンを渡し続ける描写が挿入されるのが本当に完璧。
「大嫌いだけど大好き」/「悪魔だけど信じる」/「お前のために泣いてやりたいけど、涙も枯れ果てた」/「殺したけどどこかにいて欲しかった」
悪魔でありながら人間でもあるという「矛盾」した存在であるデビルマンを象徴として、様々なキャラクターの矛盾した心が描かれていたように思う。
しかしそれは批判ではなく、矛盾を含めて受け入れるという優しさに満ちた描かれ方であったように感じた。
神様も遅すぎるし、何もかも遅いよ…虚しい最後だったね。