ナナシスを初期にプレーしていたあの感情が蘇ってきたような感覚
タイトルの通り2015年に発売された両A面シングル「僕らは青空になる / FUNBARE☆RUNNER」から膨らませた作品のように思える
1st live前から見てきた身としてはアニメーションとして彼女たちが生き生きと動いているだけで感動ものだが、実際のゲーム探索パートのアイコンや背景、ハルエピソードなどがしっかり使われていて見つけるたびに心の中で拍手しちゃった
OPの始まりも「Star Glitter」から始まってゲームをプレーしたことある支配人たちにとってはニヤニヤが止まらなかっただろう
プラスして物語は閉館危機の箱スタ(ライブ会場)をみんなで救おうというものだったがこの会場のキャパがナナシス 2ndライブが行われたパシフィコ横浜のキャパと同じ5000であり今回のメインテーマ曲である「僕らが青空になる」が初披露されたライブでもある。2ndライブ当日は雨が降っていたが(予報はずっと雨だった)ライブ終了後には綺麗に晴れており一部の支配人たちは「777☆SISTERSがライブで青空にしたんだ!」と騒ぎ立てており一つの伝説となった。それを今度は私たちの心の曇りに対して青空にするような作品になっているように思えた
問題解決自体は彼女らが全てやったのではなく、奇跡が起こるきっかけを作ったに過ぎない、行動への1歩を後押ししただけであると印象付けていたのは個人的にはGood
あなたのやりたい事は何ですか?その1歩に勇気を!
映像はCGを一切使わずダンスパートもしっかり描かれていて好印象
実写ライブが先で彼女たちのダンスを見るのが後だったために逆輸入のような感覚に陥ってしまったのがなんか新鮮だった
メッセージ性は非常に素晴らしいが初見さんにとって面白いかは何とも言えないです
原作未プレイでアニサマに来るので予習しておこうと思い視聴。正直前知識ゼロだったので不安すぎたが、全然知らない状態でも観ていて理解できたし面白かったね。
最初は世界観の説明とキャラ紹介だけど、それ以降は思った以上に話がシリアスかつ重い。大人の妨害工作が卑劣すぎて。八角さんとかいうめちゃくちゃいいおっちゃんキャラに感情移入しすぎてしまってあかんかったわ…。アフレコも含めて凄くいいキャラだった。安西先生….。
誰かの背中を押すのがアイドル、という像が明確に示されていて良かったね。君は何がしたい?したいことをしよう。
いや〜〜〜ナナシス映画良かった……
僕らは青空になるのタダでさえ良い歌詞に映画でさらに文脈が加えられてね…挿入歌も不自然で浮いてる感じはないし。1回目のライブのときは展開早くて「エッもう本番!?」と思ったけど…
アイドルをやってるだけの普通の女の子達と、本気で潰しにかかる大人と抗えない現実で。一度完全に心が折れてから、そこからどうするか、何をするのかっていうのがちゃんと描かれてるのがね…。
アイドルやって、チヤホヤされて、頑張ったら報われて、そういうだけじゃないんだよね…
各キャラクターの個性とかゲーム側の本編ストーリーも軽く触れつつ、感情の煽り部分に巻き込む構成になってるのがまたね、にくいね〜
入場特典色紙スースたそを一発で自引き出来たのは非常にグッド!
滑川のセリフが全部噛ませ犬というか負けフラグになってるのすごいな〜。一方で八角さんはセブンスの7に対する8でもあると同時に、八角形で武道館の隠喩でもあるんじゃないかな〜とか思った。キャパ調べたら5千人じゃなくて14000人だったけど。
ゲームでいうとこのプレイヤーである支配人を出張という体で完全に部外者にして敏腕ジャーマネのコニーさんが全部やるというのはなるほどな〜となった
八角スタジオを救おうと奮闘する777☆SISTERS。ファンの力で最後の大花火といったクライマックスは熱かったなぁ。
個人的に好きだったのは、OPが静止画を丁寧に動かすといった演出が多く、古来よりの美少女ゲームのOPムービーを連想して個人的に楽しんでました笑。あと、滑川役森川さんの777☆SISTERSを煽りまくる演技、好きだなぁ~。もはやギャグに聞こえてくるようなセリフなのに、しっかり権力者がつぶそうとする感じに変えてくる。上手いなぁ~(*´ω`)
結局八角スタジオは解体になってしまったけど、潜在的なファン層は残っているみたい。なぜアイドル氷河期になったのか、そしてどう彼女たちがアイドル界を盛り上げていくのかを描いてくれるなら、TVアニメでも見てみたいですね。