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アニメ他の創作物語、お酒と料理を愛しています。

サービス開始日: 2017-12-01 (2345日目)

視聴状況

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とても良い

若い頃にファミレスの店長を数年やっていたこともあって細かい描写・演出に共感を感じる内容でした。
先ずはバックヤード。物の配置などは直接取材したところのトレースなんでしょうが、例えば目隠しの為なのに出口の暖簾がめくってあったり厨房スタッフの制服(特にバイト君の方)が汚れていたりするところはリアリティがあります。
それからオペレーションがすごく本物っぽくて、アイドルタイムになると休憩を回す傍で店長がゴミをまとめる、入り口案内担当の子は決まっていて料理を運ぶのはあきら、仕分けはパートの女性と役割がきちんと決まっている、料理を運びに出ると一回りしながらテーブルチェックをするetc.…(よく見てるなあ)と、感心しました。
特にテーブルチェックのところはあきらの教えられたことをきちんと守る生真面目な性格と新人(ですよね?)特有の忠実さが出ていていい演出だなあ、と思います。

あきらについてはそれ以外にも細かい演出で分厚い説明がされていたと感じました。
アバンの下校シーンで1つ壊れたハードルが置き去りにされる、駆け出したのに立ち止まり足を気にしてるタイミングで画面上方の陸上部のメンバーが追い越して行く、その後の投げ入れたゴミが外れたときはるかが投げたものは入る、などで彼女の未だ癒えない喪失感がよくわかりますし、学校一のイケメンに気づいていなかったり毎日同じ賄いを食べているところからは一途にのめり込む性格が伝わってきます。
それから最初の陽気に誘われほぼ一日中していたのであろう居眠りからわかる、彼女の快楽に逆らえない直情的な本性がシャツの匂いを嗅ぐシーンに繋がっておおーっとなってしまいました。
店長・正己も同様でクレーム対応でねじ込んだはずの厨房のバイト君に気弱になったり、うんざりするほど延々と繰り返されてきたであろうアルバイトへの対応がつい雑になったりするところは思わずウンウンと頷いてしまいました。わかるよ、わかる。

回想シーンの、病院帰りで落ち込んだあきらへ手品を披露するくだりからの「きっとすぐ止みますよ」という正己の一言が、その後の雨上がりでの恋心の微かな芽生えにつながって、うまい演出であるとともにテーマを明確に説明するよくできた初回だったなと思います。



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『からかい上手の高木さん』。高木さんの造形が本当にかわいくてふんわりしたテンポも気持ち良かった。からかい方が思ったよりシンプルで西片くんがちょっとバカっぽく見えてしまったけど1話だからかな。
でもとっても丁寧だし2話以後期待してしまう。



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良い

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。厳しい意見を幾つか拝読してからの視聴だったのでドキドキしましたが僕は悪い印象持たずに観れました。
大きな引き込みは無いかもしれませんが慎重に組み立てられた演出や世界観が細かな印象を積み上げて、物語の行き先に興味を抱かせてくれていたと思います。
多くの難題を抱えて希望すら持てない状況の主人公ですが、一方で(戦争の傷跡が色濃いとはいえ)街には人が溢れ新鮮な食料が山と積まれ女性達はお洒落をし人々の目は未来を向いていました。
物語の先行きの明るさが垣間見えましたし、ヴァイオレット自身もとりあえずの道筋がついてのラストでした。
愛を知る物語、という事でしょうが、それは一方で彼女が今までしてきた事を受け止めなくてはならないという事でしょうから、その点の葛藤は重く険しいものになるんでしょうね…。どのような形で語られてゆくのか楽しみです。
僕としてはかなり好きなタイプな予感がするので次回が待ち遠しいです。



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とても良い

不穏な幕開け。暴れる黒竜のような姿はやはりエリアスでしょうか。枯れた木々の間を歩く姿や雲母のような欠片を撒き散らしながら滑空する様は傷ついて弱っているようにも見えました。チセのきっぱりと決別するような表情も気になります。

本編は前半をそのまま引き継ぎ長閑な風景の中でのスタートでした。相変わらず背景が美しいですね。花の名前はあまり詳しくありませんが知ってる方なら品種も特定できるでしょう。少し映った小鳥はイングランドらしくクロウタドリの幼鳥かなあ?
それにしても「私はおいしそうでしたか?」「やっぱり君を買ってよかった」等、信じられないような斜め上の会話を交わしていますがこの2人にとっては平常運転なのですね。『ベルセルク』のファルネーゼじゃありませんが「…私に合わせて歪んでいるから」的な哀しく切ない愛情を感じます。
極めつけはエリアスの「チセのことは信じるよ、僕の弟子だからね」で、呆れますよね普通。最高の決め所だったのにこの台詞でガックリ、かと思いきやチセも喜んでしまうあたり適性を感じずにはいられません。

チセがピンチに陥る時にはいつもエリアスがうっかりそばにいなくて、ということが続いていますが、エリアスが頑丈なこともあり危機に鈍感ということは言えそうです。それに大抵はエリアス自身何とかできる自信があるんでしょうね。ですので灰の目の行動もそんな大ごとにはならないんだろうな、と信じたいところです。

それにしても種崎さんの僅かな間を生かす演技は本当に感心します。素晴らしいでよね。



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とても良い

まほ嫁8話。戦闘の直前に双方止めに入るあたりが夫婦芸みたいでよかった。チセが危うかった自身の行動に動揺し謝る姿にそっと頭に手をやり宥め頬(?)を寄せる、それを受け入れる様に関係の進展が見て取れました。その辺だいぶ自然になってきましたね。やはり2人の関係性がこの物語の主軸です。



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良い

まほ嫁7話。エリアスに対する想いが整理できず逡巡するチセが未だ恋を知らない少女らしくてかわいいですね。一方のエリアスの方が傷ついたチセに迷わず駆け寄る辺り徐々に心奪われつつある様子に見えました。
怪物の襲撃に「油断してた」というチセの一言が過酷な半生を想像させて苦しくなります。



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良い

まほ嫁6話。エリアスの怯えを覗き心を寄せるチセ。
また一方で魔法使い、魔術師、精霊や妖精、教会など相容れない複数の勢力がある程度の均衡を保ちつつ並立する世界が明示された回でした。そんな中些か「分かり易すぎる」悪としてカルタフィルスが登場しているのは気になります。



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良い

まほ嫁5話。君がいないと寂しいんだ…。愛する人に対する仕打ちを悔いるでもなくマシューは自分の気持ちを吐露しました。チセは愛と我欲の狭間で業の深さを感じ涙を流したのかもしれません。チセもまたエリアスを止まり木と思い主体は自分のままです。未だ遠い2人の関係を連想させます。



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良い

まほ嫁4話。己の力への不安、母たる存在に呼び起こされる記憶、望んでいた死-を希求する存在、姿を見せた魔術師。チセは大きく戸惑い揺れていました。エリアスとケガレの音の相似、またケガレの纏う猫の声も気になります。
希望を抱き始めたチセが直面する死、表情から気持ちを窺うのは困難でした。



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とても良い

まほ嫁3話。チセは両親から何も受け継がず自分もまた誰かに渡すものが無いと感じているのかな。そんな輪廻や循環の外にいるような疎外感を感じているようでした。彼女はいつも光を見つめていて自分自身は常にその外にある。ネヴィンの心のシーンでも直前で離れてしまうシーンが印象的でした。



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良い

まほ嫁2話。温もりに飢えているのに自ら踏み込むことはできないチセ。そこに構わずに穏やかに親愛の情を示す大人達の関わり方が心地よかった。「世界の美しさ」の一端なのだと思う。
シルキーが用意した服は髪や肌の色に合わせてあって眠るチセにこっそり当てている情景が浮かんだ。
好感触の序盤。



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良い

魔法使いの嫁1話。辛い境遇を生きてきたのにすぐに人を信じてしまうチセ、流されやすい性格に共感を感じてしまいました。埋められない寂しさから求められることに抗えないの性格なのかもしれない。
出てた料理はニシンのパイかな。それ以外も英国感全開のメニューだったけどとってもおいしそう。



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とても良い

第1クールの締めくくり。
前回杖をコツコツと仕上げながら自らと語り合った末に仕上がったそれの力を借り遂にチセは真正面から自分と向き合います。
心のうちにこもり自分だけを責めるのは、言いかえれば自分の世界に他者の存在を承認しない冷たい態度でもあります。ネヴィンの言う彼女に救われたあの人この人にしてきた事は全て「施し」になってしまい、チセに気持ちを寄せることを拒絶してしまうことと同じです。
彼女のいう「欲張り」は人の温もりを求める自然な欲求であって、それを引き出したのは多くの優しい「大人」達と何よりエリアスの愛情に他ならず、これまでの長い道のりを思うと感動が胸に押し寄せてきてつい涙がこぼれてしまいました。
チセはこれから自分を認め、赦し、愛するという永遠のテーマとも言える道を歩き出すのですね。その道を導くのではなく、共に歩いてくれるエリアスがいてくれることは大きな幸いだと思います。
火の鳥に姿を変え懸命にエリアスの元に帰るチセ、愛情たっぷりに受け止めるエリアス、駆けつける救護班の2人()のくだりで、こんなにも温かく優しい世界に生きていることに我が事のように喜びを感じてしまいました。
杖の美しい夕陽の色はチセの色であると同時に母親の色でもあります。母親に拒絶されたと傷ついていた彼女に、両親から無条件に愛された記憶が残っていたことは大切な福音でした。

壮麗な画面に彩られながらも終始誰にでもあるような身近なテーマを追い続けてきた本作、これからも丁寧に語られていくことを楽しみにしたいと思います。
冒頭でエリアスの言った「2つの感覚」のひとつはチセを求める気持ちなのでしょうが、もうひとつがおそらくエリアスが向き合わなくてはならないものなのだと思います。
この辺を軸にこれから進められていくのかもしれませんね。後半がとても楽しみな締めくくりでした。



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『魔法使いの嫁』11話。リンデルのいう「エリアスから抜け落ちた何か」を埋めるのがチセなのですね。チセの思慕に対してエリアスのそれは渇望に近いように見えました。小鳥はエリアスが…ということですかね。育まれてきた関係に変化がありそうです。2話続けてなかむらさんコンテ。美しい俯瞰でした。

エリアスのチセに対する告白、これまでの道のりを思いつい涙が出て出てしまいましたがエリアス自身はまだその感情を愛だとは理解していないんだろうな、とは思います。ひどく戸惑っている感じでした。



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良い

初めてアバンの入った回。
エリアスの元から初めて離れるチセでしたが、2人の不安や心配が繰り返し描写されていて、前話でグッと歩み寄ったことからの寂しさが強く印象付けられていました。
チセ・エリアス共に自分のことを語るシーンがありましたが、いずれも会話の相手ではなく炎を見つめているあたり正直に心の内を明かしているようには見えませんでした。

姿が小さくなっていることもありますが戸惑うリンデルの元から1人旅立とうとするエリアスの姿は、心を許しかけて拒まれた寂しい子供の姿のようで哀れでした。
とはいえラハブからかけられた言葉、与えられた名前とペンダントは彼の心に大きな意味を刻んだに違いありません。
そして、家の中に招き入れられるときに差し伸べられたラハブの手はエリアスに向けられた初めての温かい感情に見えましたし、そっと頭に添えられた名付け親の手はいつもチセにする仕草そのままでエリアスにとってとても大切な儀式だったのだなあ、と感慨深かったです。
ラハブ役は三石さんでしたが、落ち着きのある力強い優しさがしっとりと伝わってきて流石の演技でした。



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不穏なエピソードが続いた後の日常回。

強く結びついたチセとルツの関係が心地よく描写されていて自然と腑に落ちます。こういう描き方がこの作品の好きなところ。
一方で縄張りをパトロールしてしまうなど犬としての習性がしっかりと印象付けられているところが良かったです。エリアス捜索の時にとても入れそうにない壺の中を覗いているところとかポイント高くて気に入りました。

今話は家、街、村、農業地、森など多彩な舞台がいつも以上に美しい背景に彩られていて視覚的にとても気持ちよかったです。
主人公2人の不安定さや周囲の不穏さが暖かい風景に包まれているというのが作品の安定感に繋がっているのだと思いますしやはり重要なテーマなのですね。

今回はチセの少女としての側面 ー(辛い境遇があるとはいえ)思春期にありがちな思い込みや揺らめきー が吐露される一方で、エリアスの前では女性としての側面が強く出ておりその転換が彼女の「普通さ」を際立たせていました。
またエリアスもつらい時にそばにいてほしい心境や見たことのないチセの表情に興味を持つところなど異形である姿とは対照的にやはり「普通」の男性として描かれていたと思います。
その点でリャナン・シーの登場が意味深かったと感じました。明らかに「愛」と思われる感情を抱いているのにも関わらずそれが認められない、種族としての愛し方ではないことがそれを妨げている様子は其々に歪さを抱える2人の様子とそのまま重なります。
嘆息するルツの感じている通り、あからさまに愛し合い求め合う2人は愛し方が、愛され方がわからないだけなんですね。もどかしいながらも可愛らしいなと思います。

さて、今話はシルキー回でもありました!
チセに対する深い愛情、声は勿論表情にすら出さないのに感じる思い遣り。優しさや情の深さが溢れ出るようで誰もが好きになってしまいますよね。あのハンマーはどこにしまっていたのでしょう。
陽の光を浴びた銀の君は本当に美しいです。

いろんな意味で幼い夫婦をそっと支えるシルキーとルツ。2人の有能さと思い遣りが心に沁みる良回でした。



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全体
とても良い
映像
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キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
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‪「片付けたほうがいいものとそうじゃないものの違いがわからない」‬
僕には11話のこの六花の一言がとても胸に沁みました。葛藤の中で自室の宝物たちを懸命に選びとって片付けているときに思わずこぼれる言葉なのですが、自分にとっての大切なものが世間から見てどういう風に見えるのか、そんなこと誰にもわからないのですけど-なんとなく-なおざりにしている、そんな感覚が濃密に詰まった一言に思えました。
最後の芳忠さんのナレーション(1話ぶり!嬉しいー)「それは人の中で生まれてから死ぬまで延々と繰り返される、果てしなく繰り返される、哀しくて恥ずかしくて愛おしい自意識過剰という名の病。自分という名の避けては通れぬ営み。そう、人は一生中二病なのだ…。」で語られた通り、所詮は程度問題で誰もが生涯抱え続けるものなのですよね。
とりわけ中学生期の前後は周りの目が気になる頃でもありちょっとした変わった行為が目につきやすく「中二病」という言葉が生まれたのだと思いますが、好きなものに邁進することそれ自体はなんの不思議もないことですし、ある程度年齢を重ねると他者のその行為に寛容(無関心)になり許容できるようになっているだけだということも多いのだと思います。
とかくからかわれることの多い「中二病」問題を京アニのかわいいキャラクター達が演じることで巧みに緩和し、誰にでもわかりやすい形で着地させてくれた良作だと思います。
また、女性キャラクターがとりわけ魅力的な作品だとも思いますが、丹生谷モリサマーの前に凸守が現れたことでそれまでサブ感溢れていた2人が強力な魅力を放ち始めるところが個人的なおすすめポイントです。対になることで魅力を放ち始めるといえば誠の前にくみん先輩が現れた時もそうだったのですけどそれは誠の方だけで、くみん先輩は端っから魅力全開だったので次点の関係とさせていただきます。
笑いを誘う場面では声が出るほど、シリアスなシーンでは嗚咽が溢れるほど前後半で振れ幅の大きい作品なのですが、前半のコメディのエッセンスが後半になって効いてくるところも重要なポイントですので楽しみに鑑賞していただきたいと思います。
年明けには劇場版の新作も公開されることですし心から楽しみに『戀』を観ながら年末が過ごせそうです。



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