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アニメ(音楽)とピアノが好き サントラ作家、京アニのようなピアニストを目指して日々精進中 「深夜アニメの歩き方」という企画を運営しています(http://shinyaanimewalker.blog.fc2.com/)
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サービス開始日: 2017-12-01 (2340日目)

視聴状況

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普通

2クール目開始でOPEDも一新。話の方は、しいなの中で大きくなっていく空太への想いにフォーカスする内容。芸術家肌のしいな、だからこその「私の中から出て行って」というセリフはなかなか秀逸だったと思う。今までましろが空太に惹かれる理由のところに弱さを感じていたわけだけど、極々平凡な青年にこれといった理由もなく惚れてしまい(例えば、空太に何か自分にない特別に光る部分があってそこに惚れる、というものならよくありそうだしそれなりの説得力は得られるはず)、それによって生じる嫉妬であったり創作活動への悪影響を自分でもコントロールできなくなる、といったあたりまでしいなの芸術家肌や自然体が貫かれている、ような描かれ方だとしたら、それは悪くないな、と… ただそうなると、訳もなくほれてしまう部分での描き方に説得力を求めたくはなってしまうけど(笑)
あと、しいなの絵画を放ってでも描きたいという漫画への強い衝動の正体は何なのか、の部分がまだお預けだなあ、と…



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良い

ゾンビものがもたらす状況、を利用してエロを推していく作品、という風にいい意味で捉えられてきたなと… ただ、そのエロと本筋のバランス感は破綻してないので、なかなかいい感じで楽しめそうではある。ミリタリーオタクキャラがいい味出してるし、ドリル鮮血シーンもなかなか…

田中将賀キャラデザによる頭身数多めのスレンダーグラマラスな女性陣、が「あの花」や「とらドラ」とは違ってまたなかなかに魅力的で、ここに好意的になれているのがはまれている原因としてかなり大きいな、と… EDのもろradiohead「karma police」アレンジには度肝を抜かれけど微妙なライン…



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良い

ワンクール目の締めとなるクライマックスの話数としては噂通りの良回だったかな、と… 反面、10話に比べ思ったより乗り切れないところがあるのは、やっぱりましろと空太の関係性、キャラ造形、距離感の縮み具合に関するこれまでの描き方の蓄積に引っ掛かりがあるからかな、と…



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良い

見応えある異能バトルアクション、画面を注視していても粗の見つからない贅沢なクオリティが(一体どこまで?)続く。大島ミチル氏の劇伴の琴線に触れる美しい旋律、重厚なオケの響きがもたらす音響周りの充実感も凄くて、涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵの感じに近いなこれと(オーケストラピットでオケが生演奏してるような感じ、ということで前にこの記事でも書いたんだけど、ファフナーでも同じように重厚なオケなのにこういう感じにはならないところは少し興味深い点)。

葉風の身体を起こす動きに対して髪の毛が少し遅れて覆いかぶさってくるように動く作画シーンとにもハッとさせられたけど(19:10~)、こういうは実写では難しそうだし、この髪の動きにしっかりした意図(葉風の感情とシンクロさせる)が感じられるあたりに演出の良さを感じる、と…



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良い

なるほど、荒木監督はカバネリの前にこれをやっていたのか、と… 遠くの方で異変が起こっているくだりなど、ゾンビものの文脈にはまったく疎いけど、なかなか良かった。田中将賀キャラデザの充実度も高め… 

ことあるごとに、女性キャラの胸を強調したりパンチラを入れ込んでくるあたりは、嫌いではないけど少しあざといかな、と… キャラデザと全体的なトーン、盛大なネタバレの有無の違い以外は「がっこうぐらし」とほぼ同じ設定、といった印象… 原作者が今年亡くなられたそうで何とも…



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良くない

どこか光るポイントがあるのではと必死で探したけど、主人公のテンプレすぎる造形など諸々かなりきついものがあった… ふと浮かんだ「ワルキューレロマンチェ」、もノリ的にきついものがあったけど、光るポイントがいくつかあった点(脚本、劇伴、馬上槍試合「ジョスト」の迫力ある作画…etc)はやはりみどころのある作品だったな、と… 後半から盛り返すところもあるらしいのでもう少し視聴を継続してみようとは思う…



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良い

密度が濃い…アクションシーンの切れ味はさすが安藤監督ということになるのか。本作における監督と大島ミチル氏の相性の良さが「赤髪の白雪姫」にも継承されたと… 「関節がはずれた世界」で「復讐と魔法を巡る、時間と空間を越えた闘いが始まった」というセリフも良い感じ。



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全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

謎の子供達と彼等を追う刑事、そして孤児ヘルガ――目的も場所も異なる三つの視点が交互に描かれ、一つに収束し多くの謎が明かされていく過程の面白さが大きな見所。その中で切実に描き出されるヘルガの感情の機微と壮大な人生、それを完璧に伴奏する上野氏によるメインテーマが鮮烈な印象を残す作品。

3つの視点を交互に描く(海外ドラマでは度々見かける)手法が魅力的な作品。序盤はとにかく謎、謎、謎の連続。例えば、小松左京の「果しなき流れの果に」、のように場所がオランダから東南アジアに飛んだり、時間が一気に100年後に飛んだり、とにかく出だしのスケール感の大きさと謎の畳みかけに圧倒される。登場人物達が皆、何か重大な事実を目の当たりにして表情を引きつらせながらワナワナと震える光景が執拗に描かれるのが実に印象的だが、見ているこちらには一体それが何なのか、誰が敵で誰が味方なのかもまったくわからない。しかし、そのわからなさが本作では退屈につながることはなく、むしろ壮大な謎が明かされる瞬間への期待が先の展開への大きな興味となって視聴を駆り立たせてくれる。この辺は、語り口の手法も含めて本作のストーリーが持つポテンシャル(質)が高い、ということなのではないかと筆者は考える。

制作が日本アニメーションであることがやはり大きいのだとは思うが、本作の世界は、同社が手掛けた「世界名作劇場」のような優しい空気感を持っている(映像の質感も優しく、それでいてすっと心に切り込んでくる強さも備えており、この年代のアニメのこういった側面は確実に強みであり、アニメの底知れない魅力の一因としても大きなものであったな、と)。だからこそ、その中で描かれるSF的ガジェット(や展開)の異質さがより際立つことになり、ここを筆者は大きく評価している。一例として、レイアウトの巧さも大きいが、飛翔物体を描いたシーンなどは見ていてワクワクするものに仕上がっいる(11話など)。

とにかくヒロイン・ヘルガの際立った存在感、キャラ造形の巧さに尽きる作品なのではないかと思う。
森康二氏による繊細な表情や感情の機微を描き出す渾身の作画がアニメのキャラに魂を与えた、などともいわれる名作「太陽の王子ホルスの大冒険」のヒロイン・ヒルダは、葛藤する切実なヒロイン像の雛形のような存在として度々語られるのを目にするが、「世界名作劇場」の各シリーズで繰り返し描かれたヒロイン達も含め、ヘルガはこうしたヒロインの系譜に名を連ねるキャラクターになるのではないか、などと思ったりもするのである。どこか影のある少女が徐々に心を開いていく過程が感動的だが、そこで彼女が見せる仕草や表情が心に強く迫る印象深いものになっているのは、脚本と作画の良さがあってこそのものではないだろうか(この点では6、8話を注目話数として挙げたい)。

2017年現在放映中の「魔法使いの嫁」で監督をされている長沼範裕氏は本作にスタッフとして参加していたが、この作品では、ヒロインのキャラ造形(と不気味な容姿のキャラとの関係性)、劇伴、自分の居場所を見つけるというテーマ、といったあたりで本作からの影響を感じさせるところがある(不気味な容姿のキャラとの関係性、では、本作における少女とソランの出会いの下りが非常に秀逸であるし、自分の居場所を見つける、といったあたりでは8話と11話が素晴らしいので是非注目していただければと)。「魔法使いの嫁」の世界観にピンと来た方は、もしかしたら本作にも大きくはまれるのではないだろうか。

※14話の総集編は飛ばさずに観た方がよいです。



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とても良い

映画かこれは、という脅威のクオリティで2012年当時、何故これを割と普通に観ていたのだろうかと… 大島ミチル氏の規格外のゴージャスなオケ曲を背景に展開する物凄い情報量の多さでぶっとんだ話にあっけにとられながら、最後のオチの締め方が綺麗で見事。

正直、劇伴はもうちょっと抑えた方が効果上がるかな、と思わなくはなかったけど、(良いのか悪いのか)曲が良いのでそこに浸れてしまうところはある… レイアウトとかコンテの良さも感じるし、これは2クールさほど苦にならずに観れてしまうかも…



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良い

新キャラ投入による9話からの連続エピソード、これまでで一番の良回だったかなと。ラストで綺麗にまとまって充実した気持ちでいる中でED曲がデザートのように流れ始めてさらに幸福な余韻が続くこの感じ、結構久しぶりかも…



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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

2015年おそらく最もSNSで盛り上がった青春音楽アニメの傑作。刺激的な演出が後の作品に与えた影響も大きいと思われる京アニの看板タイトル。アニメ史においても稀少な原作とアニメの幸福な関係を体現した作品でもあるが、原作のポテンシャルを大きく膨らませた1期の功績は計り知れない。

2015年、『SHIROBAKO』ロスに悲しむ多くのアニメファンを救ったことでも記憶に刻まれる作品。
原作、アニメともに素晴らしい作品だが、特にこの1期アニメにおける原作が持つポテンシャルを大きく膨らませた京アニによる梃入れとヒロイン・黄前久美子のキャラ造形は、その後豊かな広がりを見せるユーフォシリーズにおいての全ての始まり、といってもよいぐらい大きなものであったのではないだろうか。オーディションの時から、自らの演技プランで制作陣を納得させてしまった久美子役、声優・黒沢ともよの功績にも計り知れないものがあるだろう。

『響け!ユーフォニアム』(以下ユーフォ)では宇治の街並みや学校での日常風景、吹部の生徒達が手にするリアルな楽器、リアルな演奏姿……などが京アニの恐るべきハイレベルな作画によってこれ以上ない素晴らしいクオリティで再現されており、そこでキャラクター達がしっかり生き音楽に情熱を傾けているのだ、と確かに感じられるリアリティある作品世界の説得力は十分高く評価できるものであると思う。
また、詳しい言及は避けるが、映像の質感やモブへの異常なこだわりはさながらアニメが実写的表現を手にした、と思える驚きもありそこも大きな評価ポイント。
ジャンル的には学園青春音楽アニメということで斬新さにはやや欠けることにはなるのだろうが、その中でも、序盤の部内における不穏で倦怠した部活動あるある的雰囲気には意外性と刺激が感じられ、そこも強く印象に残っている。

この作品の凄さのひとつは、脚本で読めばおそらくたいして面白い内容でもない、日常のなんでもない出来事を綴っただけのようなものが、演出の力によって何度も見返したくなるような魅力的な映像に仕上がっているところにある(裏を返せば、ストーリーの力に頼らない話の作り方がそのような映像を作り出すのだ、と)。
特に、登場人物達の無意識(や生理的反応に基づく行動)を画面に刻みつけた手腕はまさに演出(と作画)に拠るところが大きく、この点に関しては、アニメ史においても白眉なものであるのではないだろうか。
シナリオ的に計算されて理にかなった行動、というよりは、キャラ達が無意識にそのような行動を起こしている、のが感じられるのである。その無意識の行動が複数のキャラ間で掛け合わさることで生まれる予想外、かつ有無を言わさないような説得力とダイナミズムを持った刺激的な映像が心に斬り込んでくる、そんな感じだ。



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