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原作既読の作品の場合、多少粗があっても原作を読んだときの感情を喚起してくれさえすれば感動できたりする。本作はこれまでそのレベルにも達していなかったが、今回ようやく原作を読んだときほどではないにせよちゃんと泣けた。今回は原作の2話分で、台詞の細かい異同を除けば脚本はほぼ原作のままなのがよかったのだろう。相変わらず演出や作画は原作を下回ってるけど。特に昴の眉毛はもうちょっとかわいく描いてあげて欲しい。
ノイの「ア…アカシックレコード…だと!?」という台詞はできれば残して欲しかったかな。カットしても大きな不都合は生じないので「できれば」というレベルだけど。師匠の本を読み終えた夕日の声の演技は、もうちょっと感慨を感じさせるものであってもよかったと思う。
公園でゴミを拾っている雪待の「ナイッシュー」はアドリブだろうか? 原作にはない台詞で、よい膨らませ方。



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