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良い

 原作は漫画であり、もともとは同人誌であったものを後に書籍化した作品である。実際に、ストーリーはかなり尖った内容となってることから、同人作品であったことを察せられると感じた。本作のアニメーション制作は、「white fox」と「egg firm」の共同出資会社であるスタジオバインドが担当しており、同社の制作作品については「無職転生」のアニメが記憶に新しいが、同作の作画クオリティは凄まじかったこともまた記憶に新しい。よって本作のアニメーションクオリティも非常に高く、またストーリーが日常的な分類のため、今後の作画も安定してくることが予想される。キャラクターについては、主人公がまず特徴的であり、端的に言えば男であり女である。よって、後述するが、本作はtsfという類型に当てはまる作品であり、主人公が男から女へと性転換する。またその他の登場人物については、一話時点では主人公の妹が登場するが、こちらも特徴的であり、飛び級で大学生になった理系大学生というもので、具体的な頭脳は計り知れないが、主人公の性転換に関与している可能性が高く、よって人体解剖学と薬学に関連する学問に精通していると予想される。ストーリーについては、先述した通りtsfというジャンルであり、男主人公が妹の開発したと思しき薬物によって生物学的に女性へと変態し、その後の日常を描いたものとなっている。昨今の日常系アニメの流れは、基本的には一つの特徴(ゆるキャンであれば、キャンプ要素)を除けばスローライフを描いたものが多いと思われるが、本作はそうした一つの特徴という部分が尖りすぎているため、日常部分においても影響を及ぼしており、昨今の日常アニメに一石を投じる内容となっていると感じた。音楽に関しては、opはコスプレイヤーの「えなこ」と歌い手の「p丸様」が担当し、edは登場キャラクターの声優によって結成された「ONIMAI SISTERS」が歌手を務めている。
追記)日常アニメにおいて特徴が尖りすぎていて、日常部分に侵食してしまっている作品の一例としてがっこうぐらし!が挙げれられる。



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