主人公とそれぞれの少女との関係ベクトルは分かるのですが、
その動機や経緯が印象強くならなかったように思えます。
主人公の記憶の件も、あっさりとした感じで、
もう少し、どれかに絞って掘り下げても
良かったのかなぁと感じました。
「良き隣人」っていいですね。
最近、友達という言葉にも差別化を図られたりしていて、
人を選んでいるような苦手な雰囲気を感じていたのですが、
「良き隣人」は性別や世代など関係なく飛び越えた
友好的な関係性を感じられるので、気に入ってしまいました。
愛情表現ってこれくらいシンプルなほうが、
案外ちょうどいいのかもしれませんね。
いろんな言葉を使って特異性を出したがるものだけれども、
本当の特異点っていうのは、これまでの関係性だったり、
言葉に表されない感情こそだったりするので、
「わたし、彼氏ができたのよ」&笑顔にごちそうさまです。