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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

人間とアンドロイドの隔たりにフォーカスを当て、その溝を埋め相互理解を考えさせられる作品

「イヴの時間」という喫茶店では人間とアンドロイドの区別をしないというルールのもとアンドロイドのマークである頭上の環を消し、人間としてふるまうことでその空間だけ人間とアンドロイドの境界のない空間になっている。そんな空間に人間であるリクオとマサキが訪れ互いの心境を垣間見る作品なのだが、この作品ではアンドロイドが極端に人間に近い存在として描かれていて、人間に命令されしれを遵守するアンドロイドの心に抱えた真意を人間が汲み取りアンドロイドに対する偏見を払拭して近づいていく過程がとても丁寧かつハッとさせられることが多かった。

また、人間もアンドロイドも外側からは変化に気づくことは難しく、内面に触れることでしか変化を知る方法がないという共通点をロボット側から提示してそれに対応して人間側の心境を改める構図などが新しく、特にサミィが入れ方を変えたコーヒーをリクオが受け入れる下りなんかは特にそれを象徴しているシーンとして上手く繋がっていて素晴らしかった。

話のオチや顛末、人間とアンドロイドをつなぐものが最後は「愛情」に落ち着いており、ピアノの話も併せてアンドロイドとの付き合い方、偏見の払拭と一歩を踏み込み、自らを気持ちを受け入れることで人間とそれ以外の存在とも繋がれるということを最終的な美学として置いてとても考えさせられる作品であった。

また2018年のSFアニメ『BEATLESS』にて登場するワードである「アナログハック」というハッキング法がこのアニメでは一要素として取り入れられていて人間とアンドロイドの互いの内面から受け入れるきっかけの手段として組み込められていた。

自分らが今世界中で取り入れられている「AI」との差別化も出来ていて外連味もありとても良い体験ができた。



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