「りぼん」「ちゃお」「なかよし」で言うと、「りぼん」的な話であった。
※「りぼん」は恋愛要素が多い。
大親友の初デートを守るのだと特攻していくメエメエが非常に良かった。
彼の株は2話前くらいからストップ安だったので、きちんと挽回させてくれた脚本に感謝である。
また外野に邪魔されることなく、水族館での2人だけのデートだった部分もポイントが高い。
相手を思いやる気持ちを大切に、他キャラがサポートするのは、多くの子どもたちに学んで欲しい部分である。
なお、本話内でまゆちゃんが「恋のときめきアバンチュール」と言っていた。
「アバンチュール」はフランス語で「恋の冒険。火遊び。」という意味である。
……ちょっとオマセさんよね、まゆちゃん。
視聴日:2025/01/05(日)
脚本:井上美緒/演出:手塚江美
悟くんといろはちゃん、末永くお幸せであれ。
「友達の"好き"と、恋愛の"好き"は何が違うのか」が言及された。
答えは人によって異なる。
一つ例を示すと、"相手を独占したい"、"この人でないと駄目だ"という気持ちがあるか否か。
所謂「独占欲」があるかどうかが、違いであり「特別」の正体と推察する。
今回のMVPはザクロである。
悟くんを誘拐しようとしたことによって、フレンディ(いろはちゃん)が自分の感情を剝き出しにしたのだ。
彼を必死に取り戻そうとするフレンディは、「独占欲」=「特別なワンダフル」が行動に現れたもの。
悟くんとずっと一緒にいたいという正直な気持ちが引き出されたのは、ザクロのお陰だ。
敵ながらあっぱれ。
視聴日:2025/01/03(金)
脚本:成田良美/演出:飛田剛
悟くんがなぜいろはちゃんを好きなのかが描かれた。
彼の博学な動物知識は、いろはちゃんに恋したことがきっかけだったのだ。
「英語が上手になるための一番の方法は、アメリカ人の恋人を作ることだ」と言われるように、恋が人を成長させるのだな。
なお、今回の戦犯はメエメエと言われている。
X上では「ジンギスカンにしろ」と言われるほどの"やらかし"をしている。
しかし、私は彼の"やらかし"はストーリーを進めるうえでなくてはならないものだと考えている。
彼の"やらかし"しなければ、鈍感ないろはちゃんに悟くんの気持ちが伝わらない可能性があるからだ。
制作者は「動物との絆」を描いた本作品において、人間の"恋愛"も「しっかり最後まで描き切る」べきと考えたのだろう。
他作品のプリキュアとの違いを明確にしていることが分かる作劇となっている。
嘱託警察犬制度は知らなかった。
視聴日:2025/01/03(金)
脚本:平林佐和子/演出:広末悠奈
ユキちゃんの何気ない一日を描いたお話。
アネゴと呼ばれるユキちゃんがひたすら可愛く、格好良い。
ユキちゃんの"変化"がしっかり描かれているのもよい。
まゆちゃんを一人で守るために行動していた頃と比べれば、随分と社交的になったように感じる。
視聴日:2025/01/05(日)
脚本:千葉美鈴/演出:ひろしまひでき
【サブタイトル意味】
"Sub rosa."→「内密に」
※ラテン語。"Ave Mujica"も「ようこそ。私たちの音楽へ」という意味のラテン語である。
【感想】
祥子がCRYCHICを辞めた理由が描かれた。
予想はしていたが、中学生にしてハードな人生を背負っていた。
母親との死別、父親の失敗、学校もバンドも辞めなければいけなくなり、いわゆる"ヤングケアラー"の状態で第1話に至っている。
前世で悪徳の限りを尽くしたのだろうか。バンドリ史上、最も幸の薄いキャラクターである。
順調な滑り出しで武道館ライブを迎えたAve Mujicaだったが、にゃむちによって全員の正体が白日の下に晒される。
にゃむち、物語を動かすトリックスターであったか。
危険な女だ。
恐らく彼女が一番の強敵であり、MyGO!!!!!で言うところのそよポジであろう。
早くこの女が泣いている姿が見たい。
Ave Mujicaの正体がバレること、これから彼女たちの本心が引きずり出されることの暗示と考察する。
また、自ら仮面を外す3人(にゃむ、祥子、初華)、仮面を外される2人(睦、海鈴)に分かれている。
何か意味がある気がする。
今後の物語の中で、5人のペルソナがどのように暴き暴かれるのか。
物語はどのように解決へと導かれるのであろうか。
【余談】
祥子と父親が住んでいるのは、東京都北区赤羽である。
赤羽の東側は低所得者、底辺が多い"掃きだめ"なイメージを持つ方もいる。
また、古いアパートであれば東京とは思えないほどの激安物件もあり、アングラな街の代表格である。
没落貴族の成れの果てに、お誂え向きな街を選んだなと思う。
視聴日:2025/01/02(木)
脚本:後藤みどり、綾奈ゆにこ/演出:古賀公一郎
男性トリマーは全体の1割程度で非常に少ない。
給料の安さや女性ばかりで雰囲気に馴染めないことが理由だ。
いろはちゃんのお父さんは、それでもトリマーになりたくて、"すごく頑張って"夢を叶えた。
声をなるべく高く柔らかくを心掛け、「顔も声も心もマルっとスマイル」をモットーに一生懸命動物に寄り添ったのだ。
夢を叶えることの大切さや、動物との向き合い方、寄り添い方を描いた心温まるお話であった。
視聴日:2025/01/02(木)
脚本:赤尾でこ/演出:鬼頭和矢
世のお父様、お母様は、ぜひ子どもたちを動物園に連れていってほしい。
図鑑の写真だけでは分からないことを体験によって学ぶのは大事だ。
視聴日:2025/01/02(木)
脚本:井上美緒/演出:小川孝治