私は推理小説は全然読まないし、アニメでも漫画でもドラマでも映画でも推理モノは全然通ったことが無い。
そういう私でも、氷菓の推理の中身は語り方や構成に分かりやすさが行き届いて、でもつまらないとは全く思わず、しっかり難しい話があるにも関わらず楽しめる。
作画の素晴らしさは言わずものがな、情景描写のありえない画(千反田の髪が伸びて奉太郎に巻き付く、など)もきっと原作の表現を見事に視覚化したものだろうし、ストーリーは章立て形式なのに物足りなさが全く無く、キャラも少数に絞って深堀りが成されている。
全体として調和が取れた素晴らしい作品。さすが京アニ。
ただ、最後の5話だけは全て単話で終わるもので、少々消化不良を起こしているのはある。もう少し最後に向かって物語の掘り下げ感が欲しい。
あと、個人的に推理モノを通ってなかったのは、シンプルに自分のドストライクゾーンから外れるからであって、氷菓も他の京アニ作品や神アニメと思っている作品と比べて「神アニメ」と評せるかと言われるとちょっと違うかな、と思う。でもとてつもなく良いアニメだったのは事実。