駒場が退学するシーンが結構あっさりしていて、農業のシビアさが伝わってきた。
自分は跡継ぎみたいに進む道が決まっているのは楽だし悩まなくて羨ましいって思っていたけれど、それは選択肢がない事の裏返しで、結局みんな悩んで葛藤してるんだなってこの作品を見ていて思った。
ちゃらんぽらんなダメ親は困るけど、完璧で反抗する余地がない親もそれはそれで嫌だなと勇吾と父親の確執を観ていて感じた。何事もぼちぼちくらいがちょうどいいのかもと思った。
寮生活とか憧れるなあ
話が進むにつれて面白くなっていったという印象。
アクが強いキャラクターを好きになれればこの作品は楽しめると思う。
1度は「父親の亡霊を追いかけている」と啖呵をきった皐月が、自分が同じように夫を亡くした時に母親の決意と覚悟に気づくというオチは、一見険悪に見えても母は娘の考えを尊重し、娘は母を尊敬している良い親子関係であることが垣間見えて良かった。
それにしても働く女性はカッコイイねえ
久しぶりに最初から最後まで面白いアニメに出会った気がする。
結末も奇跡的に喜翠荘が立ち直るみたいなご都合主義じゃなく、喜翠荘は閉めるけどもう一度やり直してみせるという決意と希望を持ちながら誰も路頭に迷わない現実的なハッピーエンドで良かった。
序盤の女将さんの緖花への「仕事をした気になっているだけ」という評価は、自分にとっても刺さるものがあり、そう思われないように自分も頑張らなければと思った。
最後の最後で敵対してた人達も含めて皆が協力してくれる展開は王道だけどやっぱり良いなあって思った。
周りの大人達のキャラの良さがこの作品の面白さに繋がっていると思う。
個人的には紗羽の父親が電話越しに競馬の学校にブチギレるシーンが好き。あの不器用さが凄く良いと思った。
ラブコメ型美少女動物園
出てくる女の子はみんな可愛くて、その可愛さを楽しむアニメだと感じた。
1期に比べて登場人物が増え、話数も減ったため関係性にあまり進展が無く日常アニメっぽいなと思った。
ハルは宇宙人とはいえ無神経過ぎて何故か憎めないとかそういうレベルを超えてて不快だった。あんな感じで精神年齢が低いキャラクターにするならわざわざ同世代にする必要は無いと思った。そもそも、「"天女"とその友が危機を救う」という伝説ならハルは女で良かったんじゃないかとも思った。中性的な見た目、話し方にしてまで男として出す意味が最後まで分からなかった。4人の友情みたいなものを描きたかったのかもしれないが、そうだとしても男4人と男3人女1人になんの差があるのか分からない。制作陣に謎のこだわりを感じた。
夏樹と父親の確執も、夏樹が勝手に大人になって譲歩しただけに見えて正直「は?」っておもった。
作中のBGMも全体的に緊張感が欠ける感じで作品に入っていきにくかった。
作画は良いと思った。