(見終えた直後の興奮した頭で考えた無数の感想の一つをそのまま)
舞台少女の死の物語、別れの軌跡、ひとりで空を飛ぶ物語、そんなふうにわかりますと言った瞬間、頬をひっぱたかれる物語。だから一生眩しい。
後日追記
劇場版スタァライト、キャラクターを人(演者とは別)に還すように感じて好きです。座に還すのではなく、ここが座で、あちらがあるような感覚がします。絶対にふれられない部分があって、それが好きで幸せです。8人の物語を9人の「舞台少女」に書き進めたその先に完成した、作中戯曲スタァライトに匹敵する、これが新たな〈舞台少女の神話〉だと思います。
大場ななに対して、ちょっと好きという言葉じゃ言い表せない感情になっていました。星見純那が「知らないでしょ、こんな寒さ」と言ったところ、「知らないでしょ、こんな寒さ」(あなたのこと、わかります)と聞こえて、こういう積み重ねで死を予感したんだろうと思いました。
舞台少女心得の場面、多分少しわかりました。エレベーターで、教科書に沿って学ぶように降りた道を、階段で、一文一文辞書を引きながら翻訳するように一歩一歩歩いて降ります。
華恋がひかりに「帰ろう」と呼びかけるところ、大場なな みたいと思いました。帰る、じゃひかりへ伝える言葉として違いました。