やっぱ面白いな
会話劇だけでもかなり満足感ある
結構攻めてるのにキャラにヘイトが向かない笑いを生み出し続けてるのが凄い
ヒロインたちのキワキワの残念エピソードは作画の可愛さでゴリ押せるとしても、カズマにずっと不快感がないのが凄い
しかも視聴者の想定を超えて勝手に動く感情移入タイプさせるタイプじゃないから扱い難しそうなのにバランス感覚すげーよ
絶妙な差し引きの緩急は3期になっても全く衰えず安定してる
ネトフリの字幕が勇者のクセつよ訛りをちゃんと反映していて笑った。英雄(へいゆう)。送(ほく)る。細かい仕事好き。
頭使って見てないせいか勇者のツレの女の子がどこで出てきたか覚えてないや。
ビジュアル的なエロより、お互いの距離感が、価値観を埋めていくコミニュケーションやその結果生じる信頼感により近づいていく過程がエロいのがめちゃくちゃ良い
裸で着替えるシーンの会話の色気のなさより、何気ない商談談義の会話の方が色気を感じる演出からもその意図は明らか
時は金なりに対する2人のトーク、時間感覚と金銭感覚どちらにも言及した上で死生観にまで発展していてめちゃくちゃいいよな。会話劇が上質。
過去のアニメ版よりより夫婦になることを前提としたラブストーリーが演じられていてアダルティでいいですね。キャラクターや会話の質に魅力がなければやれない凄いストロングスタイル。
今話は雨音の演出もしっとりとした時間の濃密さを感じられてよいですね。
OPが「旅の途中」→「旅のゆくえ」って時点で最後までやるって決意が見えていいっすね。
完結を見据えた作りの導入も完璧だ。
ていうか15年経ってメインキャスト続投できるなんで声優って凄いな...。
そして劇伴ないシーンの音響がめっちゃいい。ガヤとかセリフのエフェクトの空気感かなりこだわってる。
派手さを取らずちゃんとハイファンタジーを作ろうとしてる姿勢に好感が持てる1話だ。愛されてるな。
あれ?意外とシナリオ面白くない?
もうちょっと独自性であるフリオとフェンリースの夫婦ラブコメを詰めて欲しいなという明確な不満点はありつつ、初代魔王が転生者っていう世界設定は惹かれるものがあるので、それを踏まえた現魔王のキャラは結構好きかもしれない
メインストリームとしては種族・階級による差別と格差がテーマだと思うので、そこを踏まえると勇者のコメディ的なキャラ付けとかハーレムっぽい4人集はバリロッサだけで十分なんじゃねーかなって気はするのでノイズにしか感じないんだけど、今後掘り下げられてくんだろうか
魔王がいいキャラしてるのでフリオ夫婦とバリロッサがいれば面白い話できそうだけどね
なろう系ほとんど見ないから全くわからないんだけど、異世界→異世界って結構珍しい?
いわゆるJRPG的なヨーロッパっぽい中世で展開されるのはよくあるファンタジーとして飲み込めるんだけど、AR的なインターフェースがなんの説明もなしで出てくるのはいまだに受け入れられない。このすばみたいなギャグ時空ならまだわかるんだけど、こじつけでも理由づけが劇中で説明されないと真面目な作劇でやられるとこれ10年後あたりの世代を跨いだ頃には全く意味不明になるんじゃない?
OPが話題だったので。
Lv2での覚醒に掛けて2話から本領発揮する構成は遊び心が感じられていいな。
いわゆるハイテンポ系の電波ソングとは違って、音数絞ってるラブコメとかハーレム者のEDタイプの電波ソングだよね。平成感丸出しのこれをOPにぶっ込むのは攻めてるな。しかもダンスか〜。
キャスティングも時代間違ったなって感じで、脇役に回ってる過去のベテランキャストばっかり。ダメ押しの田村ゆかりで笑ってしまった。
なろう系ほとんど見ないから不文律の情報量が多くて圧倒されたけどハーレムものにならないで夫婦ラブコメに注力するなら楽しめそう。もうちょっと見ようかな。
樹木ミサイルの超作画とか、独自の演出を加えた完璧な再現度の真介の一太刀、原作以上に超絶美少女で描かれているたまなど怒涛の展開を彩る作画が目白押し
たまの頭身が上がるのは本来原作では2部からでたまの意思に寄るものでしたが、泰山の逆流した神気により姿が変わるというアイディアはそうきたかという感じ
特に真介に闇を纏わせる為に上から飛びかかる構図に変更したのは屈指の改変点だと思う
相打ちで倒れた真介を見て千本妖狐誕生のダメ押しになるという点も掛け違いの悲壮さを強調されていて、細かな改変点がぴったりハマった最終話だった
千本妖狐周りに関してはCVの熱演とエヴァンコールの劇伴による音響面の演出もお見事でした
数々の改変点が、そこにいた全員の業が縒り集まって大火になるという構図を際立たせるために統制されており、非常にまとまりのある完成度の高い13話でした
しかし改めて一部を見返すと迅火を狂わせたのってやはり明確にたまですよね
悪意は無くても(むしろ善意なのに)人を狂わせるところに妖狐としての業を感じさせる
原作のスリリングなライブ感を、完結後だからこそできるテーマの補強によって一貫性を持たせる作りにホワイトフォックスの愛を感じました
いいアニメ化だ...
バトルは見どころ満載なんだけど力比べの昂揚感を粉砕する山の神がこの作品の本質で、バトルの万能感を期待する作品じゃないよっていう印河の独白がこの作品のテーマ
アニオリの鳶のカットはその示唆への助けになっているのがいい
細かい改変点が多すぎるので漫画との差異を語ることはもはや無意味だけど、大ゴマのインパクトを捨てて完結までを踏まえた一貫性のあるストーリーラインに深みを持たせるっていうアニメの語りはおそらく見立て通りで、支持したい
ケレン味は薄味なんだけど、だからこそ漫画も読んで欲しいとも思う。マジで別作品と言っていいくらい語り口が違うので。お山のデカさとかね。
このあたり漫画読んでる時は怒涛の展開が、まさかクライマックスに向かってるとは思ってなかったので、野禅の精霊転化から始まるクライマックス感のあるBGMはわかりやすく調整されていて良かった
迅火の危うさ、真介の方向性とか読み返さないと分からない心情の動きが丁寧
4人が泰山から走って逃げるカットとか、たまから諌められた時の迅火の子犬のような目とか、原作に無いはずなんだけど解像度高えなってカットが多いのも推せるポイント。
一個だけ文句言うなら天地割りのSEは落雷にして欲しかったな〜!あんなの斬撃で起こせる現象な訳ないじゃん、超常にしてくれ。でもサイキック十字エフェクトの追加は解像度高くて良かった〜
原作にない技を筆文字で出されると笑うからやめてw
道錬殿だけ男塾時空なんだよな
筆文字大盤振る舞いでバトルの勢い良かった
結構アニオリの功罪がハッキリしてきた感じの話数で、
見開きや大ゴマのインパクトを再現するのに見切りを付け、全体を通したテーマ性に説得力を持たせる方向に舵を切ってる印象が話数を追うごとに強くなっている
瞬発の最大風速は漫画に劣るんだけど、シーンや台詞ごとの対比のさせ方によってそういった解釈もあるのかって発見があり、もう結構漫画とは別物って感じだ
特に、道錬の悟りの境地とも言える見開きの独白部分を、迅火にもオーバーラップさせて対比してたのが面白い
迅火は目を覚ました時の演技も漫画の印象とはかなり違って、危うさよりもキャラを好きになってもらう方向に。
真介も闇堕ちのヤバさをマイルドにして、悩める弱者としての側面が強め
この変更が2部でどう効いてくるのかを楽しみにしたい
ただ、このせいで瞬間瞬間の説得力が温くなっちゃってるんで、全体的に今何やってるんだっけ?って現実に戻る瞬間がある気がする
漫画でもそうなんだけど、ドライブ感の強さで読んでるうちは気になんないんだよね
アニメはそういう意味では瞬間毎の吸引力は弱い気がする