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良い

​第9話の過激な叱責やCTスキャンといった尖りきった言動を思うと、第129話における山岡士郎の変貌ぶりには驚かされます。あまりの角の取れようと呆けたようなコミカルさに「お前誰や!?」と思わず笑ってしまいました。
​しかし、その見た目や態度の軟化とは裏腹に、作品の核である「食に偏見や無理解を抱く者に対し、料理そのものの真価でその目を覚まさせる」という構造はびくともしていません。傲慢な姿勢を叩き潰すのではなく、温かみのあるアプローチで相手の価値観を解きほぐしていくスタイルは、初期の鋭利な毒気が抜けたからこそ表現できる味わいです。
​山岡のキャラクター性が親しみやすく変化しても、食を通じて人間関係や考え方を整えていく世界観がブレないからこそ、観ていて心地よい納得感が残ります。作品の持つ本質的な魅力を再確認できる一幕でした。



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