自分が若い少年ではないためなか、
子どもが駆け回って音楽を弾き語ることよりも
死後の世界とその手前の老婆の姿に
ハッとさせられたり感動したりしました。
老いていくこと、死んでいくこと、
その人たちを見送ること、
人間の尊厳について考えさせられました。
憂鬱の後に視聴しました。
伏線回収が見事でした。
楽しい夢を見ているような憂鬱から、
急に現実に戻されていろんな人が消えて
記憶が自分だけ違うキョンに感情移入しました
全体的に落ち着いた雰囲気ですが
シュールさを伴っていて楽しめました
今まで未視聴だったのが悔しいです。
もっと前に見ておけば良かったと思いました。
一人一人のキャラが濃く、ストーリー展開も毎話楽しめる内容となっていました。
エンドレスエイトは流石に厳しいものがありました。
SFを日常に着地させる作品としては歴代ベストに入るのでしょう。
それでいながら日常の中にもエンタメ要素がたくさんあるという、
素晴らしいものがありました。
自衛隊を丸ごと異世界に派遣するというのは、自分では全く思いつかないような発想です笑
作画や映像も良く、戦闘シーンなど描写がしっかりしています。
戦闘、アットホーム、自衛隊、現代日本、異世界、感動的な場面、政治的な画策、などなどシーンは多彩に富んでいたました。
マイナス点としては、エルフ、魔法使い、ゴスロリ、と旅を始めるのは良かったのですが、段々とキャラが増える上に視点が変わるので少し焦点がバラバラになる感覚がありました。ただ、キャラ数が増えてもキャラがダブるということはなかったのは結構すごいことだと思われます。
自衛隊内のセリフはきっちりしている感じが出ていますが、戦闘シーン含めちょっとふわっとしていて私的には緊張感が足りませんでした。実戦だからガチで死んでいたりするのを和らげるためだったのかもしれません。
もう少し主要キャラの活躍が見たかったですが、それでも十分楽しめました。
爽やかな作品だと思います。
平凡な日常の風景でありながら、画面の綺麗さに魅せられました。また、細かい展開と心理描写のある他のジブリ作品とは違って、どこか間があって、それがキャラクターやストーリーに奥行きを与えてくれているように思いました。派手な描写やファンタジーがないのが逆に豪華な気がします。そしてヒロインの子が気が強くて、面白くもあり、個人的にはよかったです。仲のいい親友がいるというのも、青春の1ページとして眩しかったです。
余談ですが、映画でなくテレビ放映だったので制作予算の回収が難しかったそうです。そのため監督などのスタッフがその後すぐ続投でジブリアニメを作れなかったようです(その後も宮崎駿、高畑勲が監督していく)。もしこの作品が映画だったのなら、違う雰囲気のジブリ作品というものが今頃できていたのかなとちょっと思いました。