美少女+人造人間+ミリタリーもの、という珍しい組み合わせで
興味を惹く試みだと思う。
ギャルアニメ特有の難点をあげつらうのは野暮なので
瑕疵を感じたところを1点だけ挙げる。
世界秩序に対する見解の相違を発端とした
主人公と僚機パイロット「ファントム」との決闘のエピソード。
まがりなりにも両者は正規軍なので
実機を用いてのドッグファイトなど許可されるはずがなく
フライトシミュレーターで代用したことは許容できるが
決闘自体の経過は茶番である。
「チート級の相手と対決するなら、こちらも反則同然の手を打つしかない」
という開き直りを感じた。
僚機パイロットが少ない割に、設定がモブ同等の練り込みだったり
既視感があるキャラクターが散見されるが
グリペン・ファントム・バイパーゼロの3者が充分な存在感を備えているので
この点は眼を瞑ってもよいだろう。