主要な登場人物の言動から、
「ホースにはモデルが存在する」と察しがつく。
作者が自分の私的感情を劇中のセリフにこめることは
先行作品でも行われてきたことだから、
その行為自体をとやかくいうべきではないのだろうが
主張の趣旨には同意できない。
その言い分を許容できるほどのカリスマ性が
ジョーロとパンジーには備わっていないからだ。
他者を罠にかけて恥じない者が
主人公とヒロインだとは嘆かわしい限り。
商業作品においてキャラクターの取り扱いは重要。
作者の手駒として使おうとしたことを厳しく評するしかない。