サポーター

K
@K

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K@K
サポーター
全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

誰が、誰のために、どんなことを思い、どういう行動をするのか
登場人物たちの中で起こるその連鎖反応に、胸がギュっとなったり、じんわりなったりと、感情的に揺さぶられた本作だったように感じます。

正直なところ、咲太たちの行動で何が正解だったのか、どうすれば良かったのかは、見終えてなお、私には分かりません。
でも、きっと、咲太たちにとっても、正解なんて分からなかったでしょう。

分かっていたら迷わなかった、躊躇わなかった、涙なんて流れなかった。
目の前の現状の苦しみや悲しみを受け入れきれたとは到底言えなかった。
そんなつらい状況でも、たとえわずかな可能性であっても、それでも、彼らは「願った」のです。

梓川咲太も
桜島麻衣も
牧之原翔子も

未来が空欄で何もなかった=願うことを諦めていたあの頃から、ようやく最後に牧之原さんが願ったこと、そしてその願いを花丸として咲太と麻衣さんも願ったこと、その願いが連鎖して、たどり着いたのが最後の景色だったんだと、たった今、私は思い至りました。


『ありがとう』
『がんばったね』
『大好き』を大切にして生きていく
いつか、やさしい人になりたいです。


もしかして、思春期症候群は、受け入れがたい苦難からの逃避や抵抗により生み出されるものなのだとしたら、そこに向き合って、それでも、自分がどうありたいか、という態度や意志や願いによって、解放されるものなのかも。

願うことを諦めない。人生だなぁ。



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