『ぼくミニドラえもん』☆☆☆☆(4)
ミニドラかわいい。金元寿子なのね。ドラドラ以外にも喋れたんだな……。ミケちゃんとミニドラが崖から落ちるところは「うわー!」ってなった。
『ぞうとおじさん』☆☆☆☆(4)
戦時中の象の話に弱いから割とずっと泣きながら見てた。作画も気合が入っている。のび四郎おじさんの「どんな事情にせよ、それは人間の事情。仕方ないで済ませてはいけなかったのかもな」という言葉が沁みる。毒入りの餌を避けるところもそうだけど、芸を見せれば餌をもらえると思ってハナ夫が後ろ脚だけで立つところがとりわけ心に刺さって、調教の業を感じた。ドラえもんがバイク、のび太がサイドカーで走るのも絵的によかった。無生物さいみんメガホン好き。時代的にのび四郎おじさんは大叔父にあたるのかな。現実では象たちは殺されたけれど、こういう「もしも」で救われる心もあると思う。ただあまりにも感動を押し出したりのび太とドラえもんをヒーローみたいにかっこよく描いちゃったりすると、未来人の傲慢さを感じなくもないからそこらへんの匙加減が難しいのかなと思った。あと今回のドラえもんはのび太と同じくらいの知能レベルというか、戦争がいかに危ないかということを二人とも理解していない感じの描き方なのだなあと。それと象を殺す理由って、人間に回す食料すら足りないくらい食糧不足なのに動物に餌を与える余裕はないということもあるよね? 象をクレーンで運ぶ方法。レスキューボトルの大きさにびっくりした。
【まとめ】
水晶体がまだ青い子どもたちには鮮やかな色が好ましく見えるらしいので、このくらいの色味でいいのかもしれない。映画ぽくもある。このオープニング映像かわいすぎるんだよなあ。ドラ顔じゃんけんに勝った。