☆☆☆(3)
みちるが強すぎて持つ者っぽく見えてきたな。他の人とは違う能力を持つことは得てして迫害の対象になる(プロ野球選手になったときの監督のように)が、その能力が今現在の社会の価値観にマッチするときは、優れた存在として扱われるのかな。獣人の力こそすべて、強い者こそが優遇されていく、といった価値観に、今のみちるは合っているように感じた。彼女が中断された決勝戦で説いた精神論然り。
前回、OPのみちるの瞳の中に人間態のみちるの姿があることに気づいた。あと前回の葉っぱで変身といい、今回のカチカチ山といい、タヌキ要素を感じるとおもしろいね。というか、タヌキだから変化するのかな。もはやみちるはゴリラであり、チーター。
みちるはフラミンゴのお姉さんたちに、容姿のような自分の力で変えられない性質で相手をバカにするな、といったことを言っていたけれど、生き方と獣性が大きく影響し合うこの獣人社会にそれを求めるのは、人間社会以上に難しい気はする。単純な置き換えはできない。
市長も野球賭博をやめさせる前に、貧民街の人たちへの福祉サービスについて検討したほうがいいんじゃないかな。でもそもそもアニマ市政に財源がないのかなあ。
野球でドードーの獣人が本当に絶滅したようだし、このブラックジョーク的なコミカルさに『サウスパーク』を連想した。