☆☆★(2.5)
けっこうテキトーな感じのお話だな~と思った。浜中のプロット同様杜撰というか。犯罪の指南書を販売しておきながら教唆で捕まるかもしれないことを知らないなんてことある? 本当に用心深い人物なのか? 浜中のところに行く佐藤さんたちもあからさまなんだよな。
狙われていたのが石神ではなく浜中だった、という部分を物語全体の一番大きなポイントにしているから、そのあとの爆発のトリックに関しての説明がかなり駆け足だった印象。しかも狙われているのが浜中だってことに、和田が浜中の決めゼリフをなぜか知っていたっていうところで気がついちゃったからな~うむむ。
でもガスが空気より重いから起爆装置を地面に近いところに置いてある空気清浄機の中に仕込んでいた、っていうのはおもしろいなと思った。トリックに使われるガスが無臭なだけでなく空気よりも重いって情報を知ったのも同時だったけど。ピッキングの跡の件もね。後出しの情報が多いから、ここは視聴者が推理できる部分ではないな。そもそもガスの元栓を締めたらガスの流入を防げるというのもよくわかっていない、都市ガスとかLPガスとかだったら臭いがするだろうから、無臭のガスを別に仕込んでいるのかと思っていたのに……。その無臭のガスの元栓を高木刑事が見つけて締めたって理解でいいのかな?
古風なBGMが多かったな~昔懐かしい~。「義雄ちゃん誘拐人質事件」「宝塚お宝アイテム殺人事件」「垂れ耳うさぎお散歩事件」「ロックンローラーコスプレ未遂事件」がどういう事件だったのかは気になる。