新海誠の原点的な作品だと感じた。
個人的1番の特徴は世界観で春夏秋冬を巡りながら交差させ変化させるキャラの心情の絡み合いやBGMなどをうまく使った空間の演出、所々に「君の名は。」「天気の子」を彷彿とさせるようなシーンや絵があってこのころからストーリーや構成にSF的な要素をブレンドするのに長けていたのだと感じた。
また上2つの作品とは打って変わって重厚なストーリーや重めなシリアス要素などが多く含まれていて有名な新海誠作品達とはまた一風変わった作品の色をうかがうことができた。
ストーリーは南北に分断された日本で蝦夷にそびえる「ユニオンの塔」を目指ていたがある日をきっかけに3人が分散してしまい離れ離れになってしまうそんな中ヒロインのサユリが失踪した原因や主人公の心情にフォーカスして再び塔を目指すといった物語なのだが、ヒロインのさゆりがこのストーリーのキーになっており彼女自身の設定で並行宇宙とのつながりになっていて世界をとるか彼女をとるかの二択の選択に過去へ抱いている心残りを乗り越えたヒロキが行動するというラストになっていて世界観や雰囲気にもとても深みを増すような結末になっていた。