開かない扉。残された制限時間はわずか。脱出できなければ死が待っている。
謎はこうだ。人のマークにバッテンがついたものが三つ。二つは点灯しているが、一つが消灯している。ある者は、これまでにあった障害の数が2つであったことに注目し、一つ障害を見逃したのではと推測するが、ある者は戻って確かめる時間は無いと叫ぶ。
焦燥と混乱の最中、幽鬼だけはある確信を持っていた。彼女は背負っていた少女、金子を床に放り落とした。持っていた杖で彼女の顔に狙いを定め、刹那ーーー
レコードの針が落ちる。
暗転。
殺人が起こったシーンとは思えないほど優雅なアメリカの昔のポップスが流れる。
このシーンで私は一気にこのアニメに引き込まれた。