朝倉兄妹(血の繋がりは無い)と芳乃さくら(CV田村ゆかり)がメインの恋愛もの。枯れない桜が物語の鍵となっていて、その設定自体はおもしろかった。ロボットの美春や猫の頼子さんは桜の魔法で存在が保たれていた。
物語の後半は、その枯れない桜、芳乃さくらの願い、朝倉兄妹の恋人関係が軸となって進んだ。こういうドロドロを見たいのよ。音夢がいなかったら、音夢より先に自分が純一と出会っていたら、というさくらの切ない思いよね。さくらが小さい頃にアメリカに発つ前に交わした約束の1つが、もう一度会えば恋人になること。見ていた音夢を牽制するセリフというのがね。
印象的なセリフは、最終話のタイトル回収。「つまずいてもまたダ・カーポのように最初からやり直せばいい。」「それは決してゼロからの出発では無いはずだから」