ジョジョ1部、2部のアニメ化。
1部と2部では作風が少し異なり(後半と比べるとそこまでだが)、分けて語る方が適切であると思われる。
【1部】
シリーズ中の人気は決して高くないが、一部のファンに根強い支持を得ている印象。
シリーズ後半と比べると話が短く、最後まで非常に観やすい構成となっている。
クセの強いキャラクターは多いのに、いまいち印象に残らなかったが(ディオを除く)、ジョジョの起点として申し分ない出来であった。
【2部】
バトル作品として前半と比べてさらに進化している。荒木先生が得意とする頭脳戦が非常に光っている。
主人のジョセフのキャラが作品全体を引っ張っており、逆に言えばジョセフ以外のキャラクターへの感情移入がいまいちできなかった。(ジョジョ全体に言えることではあるが)
1部と同様話の本筋から逸脱することが少なく、最後まで観やすい構成となっている。
【全体】
全体を通じて漫画の初期荒木先生の作風を非常に良くアニメに落とし込めており、ジョジョシリーズの起点としては文句なし。
作画、特に色の使い方などが印象的であった。