食戟が始まってすぐに司と竜胆の料理が完成してた。
竜胆は蟻の蟻酸の酸味をきかせたミルフィーユで
司はその前菜を活かした鹿肉の料理だった。
以前創真と食戟をした時とは比べ物にならない料理だったみたいだ。
ふと思ったのは、薊は竜胆の料理に100点って評価をしてたけど
前回の自称美食家のような評価をしてたけど大丈夫?
まあ肩書によってとかでなく、食べて本当にそう思ったんだろうな。
それを食べた薊からおはだけのよりも上位である、
周囲の人間の服を脱がせるおさずけが炸裂してた。
正直突然のおさずけパルスの話には爆笑してしまった。
創真はえりなの神の舌を利用しながら、スペシャリテを完成させてた。
完成した料理は見た目からもインパクトもある原始肉。
薊のおさずけも炸裂ということで、薊も認めるおいしい品が
完成してたみたいで良かった。
しかし、致命的な問題としてメイン料理に相当するような
料理を完成させてしまったため、コースとしての完成度の問題が生じた。
でも、創真もそれをわかっているみたいだ。
司のメインを食べたことによって、
この創真の料理に食われるようなえりなの料理では司には勝てない。
実質的なえりなと創真の食戟であるという風に
創真なりのえりなに対する煽りというか、
鼓舞のように受け取れたな。
えりなは今までのすべてを詰め込んで
どんなスペシャリテを完成させるんだろう・・・