きららで一番笑った作品だった。それぞれのキャラが立っていて、そのキャラが生かされたギャグ要素がツボで、面白かった。こはねはチアが好きだという気持ちで猪突猛進してしまうことがよくあるが、それを宇希がうまく抑える......んだけど、宇希のこはねに対する恋にも似た感情のせいで、それを許してしまうことがあるのが面白いポイントであり、好きなところ。虎徹は自分に自信がなくて気弱な子、だけど言うときは結構キツめに言う。ひづめと花和はチア経験者。ひづめは過去のチームメイトの妬みなどからチームを離れて1度はチアをやめてしまうけど、こはねの思いを受け取って再開。一番の実力者であるが、いわゆるチアバカ。なんでもチアの練習やトレーニングにつなげてしまう。花和はひづめに憧れを持っててそれが高じて恋に似たような感情を持ってる。普段は強気だが、ひづめ絡みになるとすぐに萎縮してしまう。しかし、経験者だけあってひづめが過去の失態を繰り返さないよう臆病になってしまうところで、背中を押しつつもその実力でチームを引っ張っている。チアやっているときの彼女はとても魅力的。普段とのギャップからか笑顔が輝いて見えるし、動きもダイナミックで見るだけでその実力がわかる。最終話でもロンダート(?)みたいなのをやっていてとにかくかっこいい。個人的1番好きなキャラです。
ストーリーはゆるめのチアアニメって感じ。チアを通して高める、大会で勝ち進む、というよりは身近にいる周りの人たちをどんな形であれ、応援するというのが話の本筋。バスケの試合を応援したり、サッカーの試合の応援をしたり、漫画研究会の漫画創作を応援・お手伝いしたり、部活のめんばーたちでお互いの悩みの解決を応援したりする。すると、自分たちが大会に出たときは、応援した人が逆に応援してくれるという、チアを通じて繋がりが出来ていくのがよい。大会は出場校がお互いに応援し合うってのもいい。
ただ、キャラの動きが気になった。チアは動きが魅力の1つなのに、そこでの動きがちょっと違和感を感じるときがあった。総じて普通と評価しました。