まずは感覚的な感想。前半は前回登場したヒュージとの戦闘。相変わらずヌルヌル作画とヌルヌルCGの戦闘シーン。これだけで鳥肌立った。そして全校生徒でノインベルト戦術とかいう誰もが予想できてはいても誰もが期待する王道激アツ展開。ずるい展開とは思いながらも泣いてしまった。途中でアイキャッチ入ってちょっとさめちゃった(なんであのタイミングで入れた?)けどとにかくアツかった。伏線もちゃんと回収されてるし、最終回まで大満足でした。
以下はつまらん考察
前半について。近辺に結界をめぐらせ結界内でマギを供給(個人的な解釈では"吸収"といったほうがわかりやすかった)するため、その結界内のリリィはマギを動力源にするチャームを使うことが出来なかった。しかし梨璃だけはチャームを使うことが出来た。これは彼女のレアスキル、カリスマによるものだと百結は推測している。カリスマは周囲のリリィを強化する効果があるとともに、それにはマギを(?)支配する力があるらしい。そのため、梨璃は無意識にも自分のマギを支配することでヒュージの結界内でも活動が出来た。その後駆けつけた夢結も結界内で活動することができたのはダインスレイフによるものだと、梨璃の発言から推測できる。ダインスレイフが原因だと仮定すると、レアスキル・カリスマ持ちである美鈴様がそれの術式を改変したことによるものだろう。チャームそれ自体に支配されるマギがあって、それゆえヒュージのマギ供給から逃れることができた。(その場にいた梨璃のカリスマの影響もあったらしいが、それだったら他のリリィたちも満足に結界内で戦えるはずだから矛盾する気がする。まぁシュッツエンゲルだからとか理由は付けられるけど。作品内でも結論は出てないようなので全て想像。)そして結界の外からのノインベルト。全校生徒でやることができたのは梨璃のレアスキルによりリリィたちの能力が底上げされ、限界を超えた力を持つマギスフィアをなんとか制御しつつ他のリリィに繋ぐことが出来た。全校生徒で、というのはややご都合主義のような気もするが、裏付けはなされている。ただ、梨璃がノインベルト用のバレットを楓に隠し持たせたのはよくわからん。普通に渡せばよかったのに。
後半は百合ヶ丘一帯のマギ供給源となっていたヒュージネストの討伐。ここまで張ってきた伏線の回収と裏付けがなされてた。美鈴様がヒュージにダインスレイフを刺していたことによって彼女のレアスキルでヒュージたちを支配していたがいつだかのヒュージ戦で刺さっていたダインスレイフを抜いてしまった。そこからヒュージたちの暴走が始まったとのだとわかる。ある程度ヒュージの動きを制限していたのだろう。ダインスレイフを持っていたヒュージとヒュージネストは違う個体ではあるが、マギ同士で繋がっていたのだから説明はつく(美鈴様にそういった意図はなく、夢結への思いだけだったらしいが)。それをヒントに百結がダインスレイフにバグとなるような術式を刻んでヒュージネストを静めた。
また、梨璃が結梨の幻覚を見たのは、夢結が美鈴様の幻覚をみるような現象とおなじものではあるんだろうけど、最後なぜ夢結が美鈴様をみなくなったのがよくわからない。前回の考察で美鈴様がカリスマで夢結に干渉していたから幻覚が見えるのだと思っていたが、それだと梨璃が結梨の幻覚を見る説明がつかない。単純に美鈴様は性格的に夢結に直接好きな気持ちを伝えられないから夢結のもとに来ず、結梨は直接好きな気持ちを伝えることが出来るから梨璃のもとに来たということでいいのだろうか。美鈴様は夢結を、結梨は梨璃を守りたくて自分の命を犠牲にしたという共通点もあるし、そういうことなんだろうな。