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とても良い

「忘れられるの?」
そのセリフと共に脳裏に浮かぶコンクールの演奏。
何のために演奏するのか。誰のために演奏するのか。彼女がしたいことは何か。彼は何を感じたのか。何を受け取ったのか。今までの描写からも今回の描写からも様々なことが感じられる。だからこそ彼の土台が再び崩れ去ったときの気持ちはどれほどのものだったのだろうか。
彼が彼女と再開したときに太陽は姿を見せる。
河に飛び込んだ瞬間。再び世界に飛び込んだ瞬間。再び彼が輝きを取り戻した瞬間。

場面は変わって椿。彼女もまた、彼と同じように心は曇り。ただこちらは自覚がない。彼女はいつか心が晴れるときが来るのだろうか。彼女にとっての太陽って何なのだろうか。

今は抽象的なことしか書けないけれど、何を伝えたいのかはひしひしと伝わってくる。



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