まず、最終話まで走り抜いたことに賞賛を送りたい!途中、数々の放送局が戦死していく中で、最終話まで放送した局と途中から放送をはじめた局、そしてそれを支えた公式の、コンプライアンスに真っ向から挑んだその姿にシビれる、あこがれるゥ!
最初、1話の時点でかなりのぶっ飛び具合に腹抱えて笑いましたが、正直その時は「エロ一辺倒の、途中で息切れするパターンかな」と思ってました。結局、エロ一辺倒だったのは大正解でしたが(笑)、誤算だったのは後者。この作品、話数が進めば進むほど加速していったんです・・・!エロという点においても、面白さという点においても。この手の作品で、最後までずっと面白かった作品は久々だったので、軽く感動しました。
内容に関しては、良い意味でひどいネタのオンパレードで、「オブラートに包む」の意味を知らない単語の数々に、色んな所に怒られそうなパロディ、年齢層高めな人しか分からないであろう小ネタ・・・などなど。作画や演出に関しても(無駄に)凝ってるカットが多かったり、種族や世界観の設定が意外と考えられていたりと、作品のテーマの勢いで押し切らず、非常に丁寧に作り込まれている点も評価したいポイントです。
そしてもう一つ特筆したいのが、エロ前面の作品なのにジトッとした感じがなく、それどころか、むしろ爽やかさすら感じるということ。「生徒会役員共」にも通ずることですが、「エロ」というテーマを扱う場合において、ここまで全力で振り切っていると、恥じらいみたいなものが消え、ただただ楽しくなります。制作陣の『そもそも「エロ」は人間の生存に切っても切れない関係なのに、それをタブー視するなんて悪だ!』という、日本のコンプライアンスへの挑戦みたいな熱い想いすら感じました(笑)
本当、久々に腹から笑うことの出来る素晴らしい作品でした。暫定ですが、間違いなく「令和一の問題作」だと思います(笑)
メモ
Date:2020/1/14-2020/3/30
Ranking:4/10