気ぐるみも変身もとても可愛いし、一話一話も安定して面白かった。違和感のあるキャラクターもいなかった。けど終わりに近づくに連れより強くなる自然主義動物愛護等の道徳観の説教じみた感じが残念だった。
エクセル・サーガのスピンオフということで、同じノリで更に地上波というリミッターを外してやりたい放題している作品。ナベシンがやりたい放題している作品が私は好きだ。
ナベシン代表作。子供の頃に見て、大人になってからも見た。テンションの高さ、ナベシン独特のテンポと台詞回し、あからさまな尺稼ぎダンス、全てが愛おしい。自分の原点。
小学生編まで視聴。あのナベシンが恐らく初めて自身を作中に登場させた作品と聞いて視聴した。
総監督が大地丙太郎ということもあって全体的にテンション高くテンポが良い小気味良い作品。その一方で重たいシーンはしっかり重く、何度か泣いた。
「復讐は何も生まない!」へのアンチテーゼとなる痛快娯楽復讐アクション。ヨロイ(ロボット)も良いが、ヴァンの刀捌き・レイの銃捌きのアクションもすごく良かった。
主要キャラクター達は敵味方問わず各々に事情やポリシーがあり、それを最後まで貫いてくれるのが見ていて心地が良い。特にレイ亡き後のジョシュアの導き出す結論がものすごく好き。
私はあの世界で鉤爪の一味に加担して、あの方と同じ夢を目指して絶望する役回りになりたい。
初見では1話でこの作品の価値に気付けなかった。「中途半端にシリアスが混ざるよく分からん作品」くらいで冒頭で切ってしまった。ギャグもシリアスも視聴するに連れ積み重なっていく作品なので、何の情報も持ってなかった初見当時の僕には面白さが1割も入ってきてなかった。
一度通しで見た後の今なら面白さが分かる。
露骨に玩具の紹介をする干支連中も、ネジルを導く意図が感じられてただの販促じゃなかったんだなぁって。