過酷だが僅かに希望ある展開、少年掃除夫の待遇が舞台背景よりマイルドである点など「お話」感はあるけど、悪人とかやなやつが大きくは改心しないとことか、生々しく人間味があって好き。悪者が永久的に改心しないせいでロミオの心の真っ直ぐさとか周りの(悪人とまでは言わないがロミオたちほど心の美しくない、いわば普通の笑)人の個性が際立ったり、一つの出来事くらいでやっぱ人の思想や価値観ってそんな簡単に変わんないよなって感じがリアル。描写や演出が丁寧ですごい引き込まれる、厳しい運命も乗り越えて力強く生きていくロミオにめちゃくちゃ感情移入してしまって、頑張れって応援しながら毎回見てる…初めは評判をふと見ただけでなんとなく見始めたけどめっちゃ好きになった
でも、死神のおじさんが完全には改心しないのはともかく、ロミオと同い年くらい少年なアンゼルモがどこまでも悪事を重ねるのはほんと外道な感じで正直心苦しかった…ロミオに心から信頼されたときも、アンジェレッタに涙ながらに哀願されても反省しなかったのいくらなんでも性根が悪すぎる…監獄送りなんて獄中で死んでしまってもおかしくないのに…時代のせいとかなんかな? 親方も一回ロミオのこと疑ったし…
アルフレドと無事に再会して、今からは大人のいない少年だけの世界的な展開が始まりそうで楽しみ。
(なんか最近思うけど総じてこういう子供だけの世界みたいなん好きみたい、今年のドラ映画も、カチコチとかと比べて質とか筋的に明らかに劣るんやけど、途中からの少年だけ、少女だけの世界で友情を深めていく、冒険するみたいなんめっっちゃ好きやった。
作画がめちゃくちゃ好みやったんもあると思うけど笑)
あと、アンジェレッタはパリに療養に行っても完治できなくて若くして亡くなっちゃうっていう裏設定があるらしいの知って、すごい悲しくなった…殺さなくてよくないか…