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良い

冒頭から、敬愛規律(ロボット三原則のようなもの)の説明と技術的な背景に踏み込んだトークで始まるエピソード。

製造初期と学習後の性格の変異について、ボトムアップモデル的な表現で描かれている点がリアルな印象。

自律的な思考に対して学術的な説明はできても具体的にどういうプロセスでそうなるか説明がつかないという要素について「ブラックボックス問題」と表現している。

解釈としては、人間の性格に置き換えた時に心理学的な説明はできても、ある人間がなぜそのように育ったかを具体的に説明することは難しいという、ある種、自律的な人工知能と人間との違いに問いかけるような事象

さらに畳み掛けるように、人に近い思考ができる人工知能との距離感について考えさせるようなシナリオの作り。

ただどうしても、捜査フェーズが演出のためとはいえやや強引さを感じる。。

逃走車の中を背中を注意せず中腰で覗き込んだり、ハロルドも「注意してください。ファーマンは銃を持っています」と言いつつ、ハードウェア的に替えがきくのに前を歩かない、など。

ヒエダも兵士ではないので当然ではあるものの、後ろから襲われるシーンが立て続けに起こり、
警察や検察のような権限を持つスタッフにしてはカジュアルみが強く、定期的に、おいおいと感じてしまう。



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