原作2-3巻のアニメ化、何処を着地点とするか。
何処がウケたのか、何が人気なのかを、きっちりマーケティングしたのだろう。
多数に向けた構造にするのは制作側としては正解だと思う。
しかしそこから零れてしまった細かい描写こそ、私がアニメで観たかった部分。
1期においても、高坂のブラジャーに黄前の指先が引っ掛かるシーンがアニメ化されずに、勿体無いな、と感じた。
この2期では、鎧塚が自らを「気持ち悪い」と評する台詞が削られ、後藤は音楽に対する真摯さが削られてしまった。
大筋には関与しない、重箱の隅をつつくような細かい部分だけど、そんな改変が苦しかった。
高品質によく出来ているからこそ。