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 前半がとても…とても!!!キツかったです。特に最初の骨讃美歌は、もうやばいところに来てしまったのでは?(これは本気で逃げだしたほうがいいのでは?)と全力で後悔しかけました。しかし後半、音楽(体が動かしたくなるリズム)に関しては意外に、面白かった、ような気がします。
 本物の陰キャ(作中の言葉で言えば「6軍」)が見たい人は(例えばぼざろは陰キャでも上流…と思ったりしました。本物の陰キャは語りも面白くないといいますか、つまり主人公の語りからつらかったです)。作中の描写よりもかなり抽象的になりますが、陽キャの底辺と陰キャの底辺が同じパイ(中学校内ヒエラルキー)を食い散らかしているような地獄だったと思います。中学校ってこんな感じだったでしょうか?そうだったような気もします。
 そういえば、始めは個性的な骨の、骨から想像する印象からは思いもよらぬ個性が見られるのではないかと思って見に行きました。そしたらライオンはライオンのような、亀は亀のようなコテコテのキャラクターとヒエラルキー(階層固定社会)が示されてしばらく、だいぶ長く困惑してました(生徒会長を目指すライオン寺のデザインは結構好きです)。最初のほうの描写をうまく拾えていないかもしれません。
 音楽(リズム)に関しては、底辺がこそ響くものがあるような、間違えてばかりで勇気の一滴も出てこない(そして勇気が出せたからといって事態は好転しない)でもなお、何事かを動かすことができるような、そんな力を音楽に感じさせるものがありました。うまく言葉になりませんが面白かった気がします。
 見終えたあとは、「武士の一分」という言葉(作品ではなく言葉として)が思い浮かびました。ここで言う武士とは上等なものではなく、殺人という最大の禁忌を冒す生業の者がそれでも冒しがたいと思う領分、を指しているのだろうかと考えました。



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