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良い

 最初の第一声がとても印象に残る始まりの音でした。悲鳴のようにも、妖の鳴き声のようにも、場面全体の雰囲気をつくる効果音のようにも聴こえて、誰そ彼(時、夕刻かはわかりませんが)とわからないような怖さがあって、一瞬で引き込まれました。そこで見た(その集中した状態で見た)、目に炎の映る中で人が人でなくなる光景が、強く心に残りました。
 今回のサブタイトルにも「大目玉」と目が入っていますが、目がとても気になって見ました。この物語の妖、アラミタマを象徴するものとして、大きな目玉が特徴的です。ミタマも龍脈からわきだしたエネルギーに目がついたと考えるとなんとなく気になるところでもあります。この目玉に対する注目を、どのように表せばよいか方向が定まりませんでしたが、宙に浮いたまま気になる回でした。
 沈みかけの太陽の絵にもなんとなく目玉を感じながら見ていて(見終えたあと思いだしていてアラミタマが目を閉じて鎮まるのとなんとなくリンクするような気がしました)、(大師匠の弟子)仲違いしてしまった現役師匠世代の弟子たちが繋がりを結ぶところは、(定番といえば定番ですが)やっぱりなんともいえずよかったです。その後の夕日が残る空の様子が記憶に残りました。
 書いてみてアラミタマの最後も良いものだったら良いとふと思いました



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