何か…とてもよかったです。
(それだけの感想にしたい気分ですが、それだけでは何のこと?なのでもう少し書きます)
前半、彼と話の合う姉に対する愛愛しい嫉妬に、未熟さにいたたまれなくなる告白に(とそこにある真意を汲みとる彼のイケメン度合いに)、初々しい付き合う様子に身もだえしながら観てました。楽しかったです。
記憶に定かに残っていませんが、目の端に映る小物の品々も楽しかったです。
後半は妹から見た視点、前半との出来事の意味合いの違いがおそらく面白かったです(そうでなくとも、何かよかった、です)。例えば姉にとっては妹ばかり話が合うと思っていた時間は、妹の中ではあいまいで心地のよいぬるま湯のよい時間でした(彼との距離に二人の間に差はないと感じていたと思います)。例えば仲直りの出来事は、姉にとっては惚れなおす出来事(連続した過程のひとつ)でしたが、妹にとっては決定的に自身が変化させられた出来事でした。例えば例えばと書いていて思いだした(思いだして気がついた)のでまた見直したいですが(また観たいと思う、何かよかった、でした)、姉が告白したこと妹に伝えた場面、前半(姉視点)ではよかったねと喜んでいる妹の様子だけがたしか映っていたと思います。後半、お互いに目を伏せて話している様子が(後半だけが印象に残っていてなぜ印象に残ったのか気がつきました)描かれました。
彼が何を思ったか、まだ伏せ札になっています。その緊迫感も、何かよかった、に含まれている気がします。