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"そんな、でも私先輩にお返しできることが"の絵に、ひどく引き込まれました。3人で過ごした(紙コップが3つ)部室の風景の俯瞰、本棚背景の2人(正宗をリリサの背後から映す)、リリエル背景のリリサの絵のあと本棚背景の先輩の絵(やや背が低い感じ。リリサ視点?)、の順の後にただ夕陽のさしこむ部屋の2人が、そういった背景を置き去りにして、1人と1人、ただ1人と1人との人間として向き合い映ったような気がしました。
今回冒頭で野球部の歩く様子が映ります。水着もNGなモデル、美花莉は自分1人では10年かかっても発想しなかったコスプレをします。団体行動をとることは、1人ではたどり着けないところまで連れていってくれることがあります(その効果を賛美すると同時にモデルの契約があるからと断れる個人主義を示す配置に、そちらよりの考えの人間としてはほっと息をつきました)。しかしそれは、限界以上に頑張ってしまう危険と隣り合わせです。正宗先輩に支えられてリリサ(と手伝う正宗)は初めてのイベントに向けて徹夜の追い込みをかけます。その危険を冒す芯を、1人と1人とで決めたように感じられたことがきっと好きでした。
追記。コスプレやROM作りのリアル(現実というより現実味の意)も興味深く観ました。



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