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とても良い

 とても…よかったです(というかこんな話数のサブタイで不意打ちしないで…フウとwhoをかけたギャグとみせかけて、恐らくフウの故人アヤだったというのはものすごく涙腺にきました。)。
脚本:鈴森ゆみ
絵コンテ:出合小都美
演出:小林彩
 マサキの本棚、たった数分の動画だったとしても、それを観る人に不自然に感じさせないために作るには、とんでもない量の努力の積み重ねが隠れています。マサキにとっても当たり前のことになったそれらは、ふと他人が目撃することになればおどろくべきものになります。それは歌も演奏も同じことで、有名になれない程度(とあえて書きます)の人間だったとしても、変わりないことです。
 フウの生きてきた積み重ねから出る変な言葉がありました。マサキのしつこさを銭湯のおちないヌメリのようと表現したところです。アヤの、アヤとの思い出を、歌ってみたの収録にあたってフウが緊張している自分に"ヤキをいれる"様子が感動的でした。外から見たら変な言葉で、もしかしたらそれは誰にも伝わらなくて、それでもそこには強く温かい感情が確かに宿っていました。
 永遠に生きる者と命短い種族の交流、という王道を抑えていたところもすばらしかったです(私では汲み取ることができませんがもしかしたら何らかの先行作品に対する目配せもあったかもしれません。なんとなく脚本にそういう重みを感じました)。



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