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とても良い

 道を走る子どもがこけたところをなこが起こすも怖がられてしまう。第3話はこのワンシーンを具体化させた物語であったように感じる。
 ぼっちが"本庄さん"と下校(結婚にしか聞こえないが)したいため声をかけようとするも、なかなか話しかけられずに逃げてしまう。そこでなこはぼっちを頑張らせるために背中を押してあげる。しかも2回も。ここで一人で行かせることで自立を促しているのだろうか!?口調は少しきつめかもしれないが、彼女なりの思いやりが垣間見える。しかし、それでも話しかけられなかったぼっちを見て、ぼっちの手を掴んでアルの元へ向かう。ここでさらっと抵抗なく手を掴めてしまうところに「お前な~!」と言いたくなってしまう。なこはそういうスキンシップに抵抗がないのだろうか。そういうとこやぞ。
 無事に"アルちゃん"との下校に成功したぼっち。下校中、なこはぼっちに飴を差し出すが、アルにはあげない。曰く、「飴を2つしか持ってきていない」。自分が舐めるためと、ぼっちにあげるための2つ。つまり、この時点でなこはぼっちを特別視していることがわかる。逆に言えば、なこはぼっち以外を友達以上の関係性と見ていな「かった」。この後、なこはアルに飴を差し出す。自分が舐める分を犠牲にして……。ああ、なんて優しすぎるんだ、なこちゃん……。尊すぎて蒸発してしまう。
 その後、なこはぼっち宅へお邪魔する。アルも同行したかったようだがテニス部の活動があった。その時の反応を見るに、アルも相当ぼっち宅に行きたく悔しかったのだろう。残念でもなこと同じく友達思いで優しいのだ。
 ぼっち宅にて、なこは自分の姿に何か変化がないかを聞く。コミュ障なのを気遣ってか話のタネを作ってあげるなこちゃん優しい。赤眼鏡なのもそうだが、その絶対領域はあまりに危険すぎる。正直な話、なこのせいで眼鏡属性に目覚めそうだ。
 プリントの宅配を頼まれたなことアルはぼっち宅へ向かう。その最中、飴が3つに増えていることが判明し、なこの特別視の範囲がアルにも広がっていることがわかる。普段残念だのお前だのといじってこそいるが、こういうところですかさず友達と認識していることをアピールするなんてずるいぞなこ。そしてラストに、なこは表情についての意見を思い出し、ぼっちへ普段見せない笑顔を照れながらも披露する。恥ずかしいだろうにやってみせるなんてお前な~



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