小説家のすばると猫のはるが、出会って、日々を過ごし、家族になるまでを描いたアニメ。
主人公も猫も過去に辛い家族との別れを経験していることから、大切な人を大切にするシーンの描写に心動かされるものがある。 主人公も猫を大切にするし、猫も主人公を大切にするのだが、言葉が通じないので、微妙にすれ違っているところに、なんとも言えない面白さや愛くるしさがある。
そして、このアニメの特徴的な「同じシーンを人間視点と猫視点で2回やる」という手法によって、そのすれ違いをとても面白く見せてくれるのが良い。
あと、幼い頃から内向的で本しか読んでこなかった主人公が、猫を介して人とのコミュニケーションに価値を感じるようになっていく展開も見ていて暖かい気持ちになる。
そしてなんと言っても、猫の動きや声の当て方がとても可愛くて愛らしい。
原作は何なのか知らないけど、アニメ作品としての醍醐味が詰まりに詰まった作品だと思う。