会話劇をここまで面白くできるのは、シャフトしかない。
そう断言できるぐらい、今回も西尾維新作品との相性が良すぎて。
いろんな表現や絵柄が見れて、毎回別の作風の作品を見ている気分になる、
とてもアニメらしいアニメだった。
美少女がたくさん出てくる物語シリーズと違い、
読んで字のごとく美少年がたくさん出てくる今作。
どのキャラクターも個性豊かで素敵。
特に長広が自分的には刺さりまくった。良い声すぎる。
はじめましての声優さんだったけど大変良きでした。
また、物語シリーズでは忍ちゃんを演じていた真綾さんが、今作は中学生の女の子を。
永遠にしゃべり続けるのが西尾維新作品の主人公の特徴だけど、
この作品の眉見ちゃんもそれで。もう喋る喋る(笑)
素直じゃないし、悪気はないけどすぐ毒を吐くし、
なかなか癖のある子だったわけだけど、真綾さんの声を通すとなぜか
嫌な気がしないのがすごいところ。
村瀬さんもだけれど、どの声優さんもみんな声の説得力があって
きいていて心地よかったしずっときいてられた。
ストーリーとしては、今をめいいっぱい生きる少年少女の物語という感じで
私が過ごしたものとは違うけれど、ザ・青春を過ごしていた印象。
大変なことも、理不尽なこともあるけれど、大人がなくしてしまった輝きを持つ彼らは
とても眩しく、同時にとてもうらやましいと思ってしまったり。
西尾維新先生の書くこういう青春ものも良きね。
面白かったです。