昔だから道理がまだ分かってない子供にはいくらでも嘘を吐いて良いと一般的に考えられていたのか、それともデーテ叔母さんが息をするように嘘を吐く人なのか。
おんじは子供のようにピュアだから、嘘を吐く大人が現れると相手を睨んで身構えてしまう。終いには「どこへでも勝手に連れて行って、あの子を腐らせてしまえ!」なんて言っちゃう。ハイジがいなくなった家で、おんじが肩を震わせてペーターに静かに話しかける姿が印象的。怒鳴っている時より逆に怖い。
デーテ叔母さんが「体の弱いクララが死ぬようなことがあれば、もしかしたらハイジが跡取りに…」なんて考えていたことにはドン引きだけど、一応彼女なりにハイジが幸せになれるように考えていた訳だから、彼女一人を悪者にするのはどうかなぁと思う。ハイジの教育に関する問題は一歩前進。