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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

京都みなみ会館での今敏監督特集にて全話鑑賞。
初出がBS有料放送だったとは言え、この作品が放送に乗ったのかと思うと勇気あったな、と思うのと同時に、当時の日本はまだまだこんな作品を許せる余裕があったのかな、とも思った。
ストーリーの構成として、中盤までと中盤から終盤、そして最終盤の3段階に分けられるかなと思うのだけれど、見ようによっては中盤までが壮大なマクラ、中盤から終盤までがやりたかった事で最終盤は伏線回収用、のようにも思える。この構成がどんな風に考えられたものなのか、何か手がかりになるものがあればよいのだけれど。
筋書きは、ちょっと「ノーライフキング」を想起させたけれど、それ以上に冒頭のSNSでの中傷など2020年現在にも充分通用する描写があり先見性もあったように思う。ただ、今敏作品全てに言える事だとも思うけれど、この作品も現在時点で公開されたなら、意味不明でストーリーが破綻している、などと言った評価も受けかねないもののように思う。
あまりノスタルジーに浸るつもりはないけれど、それでも、00年代はまだまだ自由があったんだな、と思う。そういえば04年は、初代プリキュアが放送された年だとか。



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