とても満足した作品。
全12話と番外編「R&B」を、dアニメストアで視聴した。
原作は石ノ森章太郎であり、大人向けに作られたサイボーグ009と言える本作は、レトロフューチャーな東西冷戦という架空の世界で、改造された女スパイの主人公が暗躍する物語である。主人公・ミレーヌの妖艶な部分に惑わされがちだが、しっかりとした石ノ森作品らしい、悲哀が込められた作品に仕上がっている。個人的には、6話、7話、9話が好き。
主人公のミレーヌは女優の方が声を当てているのだが、他のキャラは声優の方が当てているので少し浮いてしまっている。個人的には、ミレーヌのスパイとしての煮え切らなさとマッチしてて良いと思っているのだが、人によっては気になる部分だと思われる。
OPはスタイリッシュで好きなのだが、EDがただのBGMの域を出ないのが少し残念。